Monthly Archives: 9月 2013

赤ちゃんを授けていただいたお礼に!  2013年9月19日

2013.9.19.1結婚七年目にして不妊治療開始。
3年越しで長男が誕生。
3年後に長女が誕生。

その時に始めたのが知多四国八十八か所めぐり。
「何とか子供が授かりますように」と祈りながら。
そして二人の子供を授かった今・・・お礼参り開始です。

子供も元気に成長して保育園に行っています。
その束の間に、今回は走って八十八か所を巡ることにしました。
スタートは名鉄の前後駅・・・一番札所は曹源寺。

2013.9.19.3この日廻った寺は五つ。
曹源寺・極楽寺・普門寺・延命寺・常福寺です。
帰りはJR盛岡駅から名古屋まで戻りました。

前回は約2年かかって巡りました。
はたして今回はどれくらいかかるのでしょうか。
何となく、懐かしく感じます。

お寺を巡りながら願いを掛ける訳ですが、本当は道中に感じる心の声を聞くことが本当の巡礼のような気がします。
以前は「強く願う事が出来ない自分が弱いんだろうか」とか「自分勝手な心がよくないんだろうか」とか「他人に対する優しさが無い自分を改めなければいけないんだろうか」などと自分を見つめるための巡礼だったような気がします。

2019.9.19.2今回はとにかくお礼。そして新たな願い。
「子供二人も授けてくださってありがとう」
「二人の子供が優しい人間に成長しますように」
この二つだけの知多四国八十八か所巡りが始まったのです。

車や電車では感じることのできない空気や風景が走ったり歩いたりすることの素晴らしさです。

2013.9.19.4今回の走行距離13キロ。
まだまだ日中は日差しが強くて水分補給は欠かせません。
だがこの日は中秋の名月。
夜はすっかり秋の装い。
虫の声にも秋を一段と感じるようになってきました。

夜ご飯を食べ二人の子供と散歩に出かけました。
名古屋ツインタワーの横に真ん丸な月が出ていました。

発酵おたね人参  2013年9月18日

カレーライスに入っている赤い人参。
小さいときには本当に嫌いだったなあ。

でも今回お話しする人参はおたね人参。
赤い人参はセリ科、おたね人参はウコギ科で全く別物です。
おたね人参より朝鮮人参といったほうが聞き覚えがあるかもしれませんね。

おたね人参の効能として「体を温める」「元気になる」「長生きできる」「美しくなれる」「子宝に恵まれる」
といったイメージがあるのではないでしょうか。

ところでおたね人参は年間約1万トンの生産量があり中国、韓国で主に生産され日本で生産される量は100トンといったところです。栽培に適した土地は斜面の水はけがよい所。土地は種を捲く前2年間は何も植えてはいけません。収穫は5~6年後。収穫後の畑は10年以上おたね人参を栽培することが出来ません。

そんなおたね人参だからこそより良く、より吸収しやすい形にすることが大切ですね。

そこで考え出されたのが、発酵による人参成分の効果アップです。
温度管理と植物発酵エキスによりおたね人参の研究が吉林省長春市で研究され
たどり着いたのが「発酵おたね人参」なのです。

ここで~おたね人参伝説~

はるか昔、秋の深まった山で猟をしていた兄弟がいました。
「じきに寒くなるから早く山を降りるように」と老人が忠告しました。
若く、体力もある兄弟は老人の忠告も聞き入れずに、どんどん山の中に入っていきました。
獲物を追っていくうちに雪が降り始め、山の中に閉じ込められてしまいました。
仕方なく洞窟の中に身をひそめることにした兄弟。
動物肉や、植物を食べて飢えをしのいでいました。
あるとき人間の形に似た植物を少しかじると体がポカポカしてきて、元気になることを感じました。
春になり、二人は多くの獲物を手に、喜び勇んで家へ帰りました。
村人たちは、顔色の良い、更に頑丈になった兄弟たちを見て不思議がりました。
彼らは山での生活と、その時手に入れた植物を見せました。
村の長老は笑いながら言いました。
「こいつは人間の形に似ており人を生かせる植物だから人生と呼ぼう!」
人生を食べるようになり村人たちは元気になり、長寿で子宝に恵まれるようになり、子孫繁栄・長寿村と知られました。
そして、”人生”はいつしか”人参”と名を変え、現代に伝えられているのです。

そんな発酵おたね人参を冷房の強い研修会の会場で一袋飲んだら・・・
なんと体がポカポカ温かくなり眠気も覚め、シャキッと元気になりました。
そんな最高の「おたね人参」が手に入りました。

 

 

名古屋の下町(中村区)の住宅街でのんびり相談薬局を営んでいます漢方のかわい薬局です。
今日は朝から秋の風が吹き抜けています。でも日差しはやっぱり厳しいです。

 

 

 

母乳育児をしてみませんか?

2013.9.14朝夕はすっかり涼しくなり秋を感じるようになってきました。
萩の花も咲き始めました。
食欲の秋、スポーツの秋。
何か良いことが起きそうな秋。
小さな幸せが舞い降りるといいですね。

 

医療もファッションも育児も流行というものがあります。
昔と今では育て方、考え方が変わってくるのは当然かもしれません。
今は母乳の育児が推奨されているようです。

そこで母乳のお話です。

母乳は二つのホルモンの関与をうけています。
一つはプロラクチン。このホルモンは母乳を作ります。
もう一つがオキシトシン。このホルモンは母乳を絞り出します。

赤ちゃんがお乳を吸う行為や赤ちゃんとのスキンシップによってオキシトシンは活発になります。
簡単に言えば母性本能を呼び覚ますホルモンといったところでしょうか。
母乳は最初の15分で約9割が出ます。
残りの1割の時間が赤ちゃんとのスキンシップの時間でもあるのです。
このような時間がさらに母性を刺激し母乳育児を継続できるきっかけになるのです。

実際、母乳の利点をあげてみましょう。

第一に母乳の中に多量にあるDHA(ドコサヘキサエン酸)やAA(アラキドン酸)は中枢神経や視神経の発達を助けます。また生後脳神経のシナプスが急速に発達する時には母乳に入っているコレステロールが役立つのです。
第二に母乳に入っているムチンが腸の粘膜をガードしアレルギーを抑えます。
第三に赤ちゃんは昼夜を問わず飲み続けるため、人工栄養に比べて母乳はとても楽なのです。

とういことで母乳育児が推奨されているわけです。

でも、母乳の出が悪くって・・・そんな方には漢方薬をおすすめしています。

昔からよく使われているのが蒲公英根(タンポポの根)。
葛根湯や芎帰調血飲に蒲公英根を合わせて飲んで頂くと不思議に母乳の出が良くなるようです。
また乳腺炎や乳腺が細くて出にくい時には牛蒡子を飲んで頂くこともあります。
肩井(ケンセイ)というツボの刺激も効果があります。(首の付け根と、肩先とのちょうど真ん中)

母乳はお母さんから頂く栄養ですので授乳期間中は今まで以上に質の良い食事を心がけていただきたいものです。そしてのんびりと授乳の時間を楽しんで頂きたいものですね。