2018.02.07 寒波が続きしもやけ発生!

北陸の大雪もまだまだ続いていますが、名古屋も例年にない寒さが続いています。

数日前に子どもが「足が痛くて靴が履けない・・・」などと言うので、買ったばかりの靴なのにもうきつくなったの?「違うと思う・・・」マメが出来たの?「出来てない・・・」転んだの?「転んでない・・・」と問答を続けても何が原因なのかよくわからず、しばらく放っておいたら今度は足がかゆい!と言い出しました。

もしかして・・・、と思い足を見たらやっぱり!かかとにも指にも、大きいしもやけがいくつかできていました。確かにこれでは靴を履くと足が痛いし、暖かい所にいると逆にかゆくなるはずです。

寒さの中でも外を走り回ったり、部活に励む子供たちの中には足先だけは冷えてしもやけのできる子も今年は多いのかもしれません。しもやけは体質にもよりますが末端の毛細血管に血液がよく流れずにできます。お風呂でマッサージしたり、足を冷やさないようにすることが予防になります。

漢方薬では以前にもご紹介しましたが、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)やそれにさらに血流を改善する漢方薬を合わせたりするのが効果的です。しもやけまではできなくても、夜布団で足先が冷えてなかなか温まらない方などにもお勧めです。※写真ギライなギンナン。渋い顔。

寒さで背中や体がぞくぞくして服を着込んでも冷える時はありませんか?

これは典型的な風邪のひき始めです。そんな時には有名な葛根湯や麻黄附子細辛湯などがおすすめ。子どもには麻黄湯もよく使います。初期であれば風邪だけでなくインフルエンザでも本当によく効きます。寒気は咳や鼻水、熱が出ていなくても風邪の前兆なので早めに漢方薬で対処するのがおすすめです。

体の冷えは漠然とした症状で特に病名はつきませんし病院では治療法もありませんが、漢方では大事な症状としてとても重視しています。早めに解消して万病を予防しましょう。