カテゴリー別アーカイブ: 身体のつぶやき

ダイエット・・・2015.6.10

夏だ!海だ!ダイエットだ!

この時期になると雑誌ではダイエット特集。薬局ではダイエット相談。

痩せることに関しては、物凄い欲望を感じます。(今では女性だけでなく男性もですね)

2015.6.10.1

食欲は計算出来ないものですから

無理やりカロリーを当てはめても意味がありません。

ひもじくなるか、フラフラになるか、イライラするだけです。

基礎代謝が1600キロカロリーくらいあるのだから少し体を動かせば、満足できる食事は出来ます。

あまりカロリー計算ばかりしていると栄養失調になってしまいますよ。

そこで、この頃流行りの歯磨きダイエット!

三度の食事の後にすぐに歯みがき、間食したくなったら歯みがき・・・余分な糖分をとらなくてすみます。

年齢とともに代謝が悪くなるので、食べ方も大切。

野菜を中心にタンパク質を撮って、足りない分だけほんの少しの炭水化物。

そうそう、料亭で頂く食事が理想なのです。(〆は蕎麦にしますかお茶漬けですか?)

 

そもそも、どうして痩せなきゃいけないの?

理想の体型って人それぞれだし、幸せに太っているならそれもOK!

私は体を軽く動かしたいから体重を減らそうと努力しているだけだし。

運動することが好きだから、しっかり栄養、しっかり食事を心がけているだけ。

満腹感の不快感を知っているから腹八分目にしているだけ。

何をしたいからダイエットなのか?どう見られたいからダイエットなのか?(その差は大きい)

私は秋のマラソンに向けて早く走りたいからダイエットなのです。(目指せマイナス3キロの58キロ)

でも、おそらく毎日2500~3000キロカロリーくらいはしっかり食べていますよ。

ダイエットのコツ、教えますのでご相談下さい。(無料)

 

 

コレステロール・・・2015.6.9

 

厚生労働省は2015年4月の食事摂取基準のコレステロールの目標値を撤廃する方向です。

目標値を設定することに科学的根拠を見いだせないため・・・とのこと。

簡単に言えば「コレステロールはある程度、必要なものです」と言う事。

60兆個の細胞膜の材料でありホルモンの材料であり胆汁の材料であるのです。

  • LDLが善玉コレステロール(体が必要とする組織に運ばれるコレステロール)
  • HDLが悪玉コレステロール(細胞の余分なコレステロールを肝臓に戻す)

と言われますが、コレステロールに善も悪もありません。どちらも必要です。

ただ、コレステロールが余分にあると血管壁に付着して動脈硬化や動脈狭窄を起こすのは事実。

コレステロールは食事から入って来るものより肝臓で合成されるもののほうが多いのです。

脂肪やたんぱく質より、糖質、炭水化物がコレステロールを上げますよ!と言う事です。

そして何が一番重要かと言うと、コレステロールが酸化すること。

ストレスや喫煙、アルコールの過剰摂取がコレステロールを酸化しますよ!と言う事です。

焼肉

 

 

 

 

 

焼肉を食べても大丈夫ですよ!と言う事です。(でも、野菜⇒野菜⇒肉⇒野菜⇒肉⇒野菜ですよ)

そしてここからがとても重要!

コレステロールを下げるために使われているスタンチン製剤
クレストール・メバロチン・リバロ・リピトールなど・・・

コレステロールは分解しますが、コレステロールでできている細胞膜も分解しますよ!

動脈硬化の予防に飲んでいたコレステロールを下げるお薬が・・・

「血管をボロボロにするお薬なのです!」

 

 

子宝に恵まれる!・・・9.9

今日は私の54歳の誕生日です。
と言っても、この年になると誰も祝ってはくれませんが・・・。
でも、せっかくの誕生日なので、命について、そして命の繋がりについて考えてみます。

2014.9.9

今、私の店の仕事で、大きなウェートをしめているのが不妊相談です。
「赤ちゃんを授かる」とか「赤ちゃんに恵まれる」と言います。
「赤ちゃんが出来る」とか「赤ちゃんを作る」だと、なんだか重みを感じません。

そんな時にふと感じる言葉が「恩恵」です。
恩とは因果の心です。
因とは実在している自分自身です。そして脈々の受け継がれた存在です。
多くのご先祖様から脈々と受け継がれ、今ある自分を心して生きるのが恩なのです。

漢方の世界では心は心臓のポンプ作用だけでなく、神明(精神活動)を司る場所と考えます。
神明(精神活動)の究極は悟りです。

全ての食べ物に感謝していますか?
呼吸できる大気に感謝していますか?
今ある自分を受け継いでくれたご先祖様に感謝していますか?
人間一人では生きていけません。周りの人に感謝していますか?

恩が正しく理解でき、行動できれば必ず恵まれます。
恩恵を受けたければ、すべきことはおのずとわかってきます。
形として存在する恩恵かもしれません、形のない恩恵かもしれません。
どちらにせよ、脈々と受け継ぐには、すべてに「感謝」ですね。

そんな事を考えながら、誕生を過ごしたいと思っています。
そうか、誕生日とは親に、そしてご先祖様に感謝をする日なんですね。

 

 

 

元気に過ごせる器の話・・・8.20

2014.8.20

暦の上ではもう秋。
でも、今日もお日柄もよく、日中は36度で熱中症対策は万全ですか。
我が家の朝顔も毎日元気に咲いております。

さて、今日の話題は内分泌攪乱物質についてです。
内分泌攪乱物質は、男性の精子数を減少させます。
内分泌攪乱物質は、生活習慣病の要因になります。

「熱湯を入れて、三分間待つのだよ・・・」
さあ出来上がり・・・ほんとカップ麺って美味しいですよね。
私はなんといっても、カップヌードル派(醤油)です。

でも、美味しい麵やスープと一緒に熱々のビスフェノールAも出てきます。
ビスフェノールAは内分泌攪乱物質です。

あくまでインスタント食品ですから、体に良いとは思いませんが。
塩分、添加物など、てんこ盛り食品なのは重々承知しています。

ということで、食べ過ぎには注意しましょう。

内分泌攪乱物質といえば、ポリカーボネート食器からの溶出が問題視されています。
学校給食の容器はとにかく割れないことが重要。
ということで、メラミン食器やポリプロピレンに替えようといった流れです。

でも、メラミン食器からは発がん物質のホルムアルデヒドが溶出されます。
ポリプロピレンの酸化防止剤も安全とは言えません。

やはり器にも、もう少し意識してみてもよいのかもしれませんね。

一時期、My箸が流行りました。
給食もMy箸、My器持参ってどうでしょうか?

 

 

7月の養成・・・7.2

夏と言えば、朝顔。
わが息子も小学校で朝顔を育てているようです。
私も負けじと種から朝顔を育てています。
「赤ちゃん朝顔」という品種で、枝垂れた様に小さな朝顔が咲くそうです。
ようやく蔓が伸びてきました・・・・。

朝顔

 

7月に入り、名古屋も明日あたりから梅雨空が戻りそうです。
お店でも四六時中エアコンがONの状態。
何となく、体の中の熱が、発散されていない気がします。
夜のジョギング1時間半で、滝のように汗を流して何とかコントロールしている状態です。

漢方では汗は血と同じと考えます。
汗を流しすぎると血が少なくなります。もちろん少しづつですが気も少なくなります。
そんな時に必要なことが収斂。
収斂とは、漏らさず、逃がさず、閉じ込める事・・・って何を?
勿論「気」と「血」ですね。
習慣的に運動をして、たくさん汗をかく人には収斂が必要です。
そして補気と補血。
そんなことで、私が今飲んでいる漢方薬は生脈散。(人参・五味子・麦門冬)
スポーツ飲料代りに、沢山のジョガーにも飲んでいただいている漢方薬です。

そして、まったく体を動かさなくで、一日中エアコンの中にいる人。
どんどん熱が体に籠ってしまいます。
足がだるい、体が重い、冷たいものが欲しい、動悸がする・・・エアコンバテですね。
そんなタイプの人には「気」を流し、体の中の「血熱」をとる必要があります。
そんな症状に使う漢方に牛黄(牛の胆石)があります。
夏になると、とにかく牛黄製剤を沢山使います。

そして、暑くなると誰もが陥る胃腸の弱りとエネルギー不足。
私を含めて、「夏のビールが命!」という人も多いと思います。
キンキンに冷えたビールをゴクゴク飲むと、温かいおしっこがじゃ~じゃ~出ます。
この温かいおしっこのエネルギーは胃のエネルギーそのものなのです。
とにかく冷たいものの摂りすぎには注意しましょう。

 

 

横浜で勉強会・・・6.10

横浜大和屋

6月8日(日)には横浜での勉強会の講師を頼まれ行ってきました。
1時間半お話しをさせていただきました。
皆さん、立派な先生方で、お話しをするのもおこがましい限りです。

でも、お話しすることによってさらに自分の意識が高まってくるから良しとしましょう。

薬局といったお仕事を始めて23年がたちました。
長い時間をかけて気づいたことは、私のお仕事は人を癒す事だという事。
そのためにも、私自身の心と身体が健康状態でないといけません。
健康状態とは、常に前向きに考えられる状態をいいます。
人間ですから体調の悪いときも沢山あります。
でも、そんな状態でも一歩を踏み出すことが出来る力を健康体と言います。
勿論、イライラしたり落ち込んだりすることもあります。
そんな時でも、人に合った時にはにっこりほほ笑むことが出来るのが、心が健康体というのです。

講演の後皆で懇親会に参加してきました。
とても美味しいお酒と食事でした。
帰りには定番の崎陽軒のシュウマイをお土産に買って帰りました。

お客さんにも、心と身体の健康法をお話しできる機会を作るのもよい方法かなしれません。
もし、ご要望がございましたらお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

食育2・・・6.6

毎日、梅雨らしい日が続いています。
気分転換にお店の入り口に「紫陽花」を置いてみました。

紫陽花1

前回の食育の基本・・・食べる姿勢の続きです。

「牛乳の中の乳糖がアレルギー、下痢の原因になる」とか
「牛乳はビタミンCを阻害して逆に骨を弱める」とか
「牛乳に含まれる飽和脂肪酸は、動脈硬化、心臓病、脳卒中の原因になる」とか
「成長ホルモンや女性ホルモンを使っているため性ホルモン系の癌になる」とか

牛乳は社会悪だ!との記事や言葉が溢れています。

本当の様な気もしますし、不安を煽っている様な気もします。

では実際私たちはどのように考え、行動し、選択すればいいのでしょうか?

色々な情報が氾濫している今の世の中、事実は一つだけではないのかもしれません。

だからこそ「感じる」を大切にしなければいけないような気がします。

 

「温かい牛乳を飲むとぐっすり眠れる」とか
「運動の後に牛乳を飲むと筋肉の疲労回復が早まる」とか
「勉強で疲れた頭には一杯の牛乳が最高」とか

そんな声が実際に聞こえるのも事実です。

私は水分補給として牛乳をコップで飲むといった習慣は、今はありません。

私の息子は食事の時に、お茶の代わりに牛乳を飲んでいます。

「感じる」とは「正しいことを心で理解する」・・・ことです。

 

人間も牛も赤ちゃんを産んで「乳」が出るのです。

「牛乳」は牛が赤ちゃん育てるための大切なものなのです。

でも、お母さん牛は自分の子供に「乳」を与えるチャンスは一度もありません。(人間に奪われたのです)

そんな大切な「乳」を私達人間は牛から横取りしているのは事実です。

 

だからこそ、決して牛乳を粗末に扱わないでほしいのです。

もし飲むなら、大切に心して飲んで頂きたいのです。

 

 

 

暑熱順化・・・5.24

4月から続けているランニングスクール。
毎回、しっかり汗をかいています。
写真はトレーニング場所の瑞穂北陸上競技場です。

競技場

そこで、今回のお話は聞きなれない・・・暑熱順化。

本来、梅雨のジトジトした暑さに体が順化していって夏を迎えていたのですが
近頃はエアコンのスイッチがON!

積極的に順化し、体を夏用に切り替えていいきましょう。

 

人間は心臓に戻ってくる血液量を絶えずモニターしており、少なくなった場合は瞬時に皮膚血管を収縮させ、発汗量を抑えます。すると皮膚表面からの熱放射が減少して熱中症になるというわけです。

 

暑熱順化すると、サラサラの汗をかくことができます。

暑熱順化すると、汗をかくタイミングが早くなります。

暑熱順化すると、体の水分量、血液量が増加します

 

つまり、順化すると汗腺が強くなりナトリウムが再吸収されるのです。
その為体液バランスが崩れにくくなるのです。

 

暑熱馴化は、暑い環境での運動を1週間から10日間続けると完成します。

 

高温下で1時間程度の軽い運動からはじめ、徐々に強度や時間を増やしていきます

4~5日でほぼ暑さに馴れたからだができます。

10日ほど持続できればほぼ完了。

あとは適度に運動し、汗を出し、きっちり水分補給をするだけでOKです。

せっかく馴化しても、エアコンの中にばかりいると効果は薄れてくるので注意が必要です。

 

早く夏よ来い!・・・私は暑熱順化は完璧です。

 

 

野菜・果物大丈夫!5.23

「野菜ジュースは身体に悪い!」こんな記事をよく目にします。

野菜や果物はビタミンやミネラルをたくさん含んでいて体に良いイメージがありますよね。

実際どうなのでしょうか?

 

ブロイラーをはじめ牛肉、豚肉、養殖魚などは抗生物質づけのイメージがありますが

水耕栽培の野菜だって負けていませんよ。

早く成長させ、沢山収穫するため、植物ホルモンや、大量の窒素肥料を使います。

 

スターバックスのストロベリー&クリームフラペチーノやストロベリーバナナスムージー。
そしてファイブミニのあの赤色は何か知っていますか?

天然着色料、コチニール。

実は、昆虫を磨り潰して作ったもの。

コチニール

アレルギーの報告があるにも関わらず黙って使われていました。

 

健康に良いと思っている野菜や果物が、実は…ということが多いものです。

やっはり、大量生産される野菜ジュースや健康ドリンクにも注意が必要なのですね。

 

私は顔が見える野菜や果物をと心がけています。

イチゴジャム

ということで、昨日はストロベリーのジャム作り。

レモンとイチゴ(アキヒメ)2パック、グラニュー糖(あまり体には良いとは思いませんが)だけで作りました。
市販されているジャムよりも安全だと思います。

食品の「機能性表示」解禁へ・・・5.17

農産物なども効能・効果を表示してもよい・・・

安倍首相が成長戦力の一環として、現行の規制を緩和する方針だそうです。

 

記憶力を強化するレシチンを多く含む大豆、脳神経の発達に欠かせないDHCを含むサバ、脳のエネルギー源のブドウ糖を多く含むバナナがデザートとして入ったお弁当が「頭を良くする弁当」として売り出されるのも時間の問題ですね。

 

冗談はさておき、昨今いわれている医食同源。

正しい食事を心がける事が、病気を予防する最善の策であることは間違いありません。

ただ、怖いのは、必要以上に必要でないものを摂ってしまう人間の習性です。

トマトのリコピンが痩せるのに良いと話題になれば、スーパーの店頭からトマトが消えてしまうのです。

 

基本は適量、バランス、そしてその食材が持っているエネルギー。

これに尽きると思います。

 

お菓子も食事も出来る限り無農薬、無化学肥料、オーガニック食品をとっていきたいものですね。作る人にも優しく、土地にも優しく、使う人にも優しく・・・。

 

本当に良いものが、正しく理解され、人間の心と体に正しく作用するための規制緩和であってほしいと切に願っています。