カテゴリー別アーカイブ: 漢方の世界・生薬の世界

名古屋もそろそろ梅雨入りか・・・6.3

名古屋城

夜8時に仕事を終え、天気の良い日は名古屋城にジョギングに出かけます。
木曜日は瑞穂陸上競技場でランニングスクールのスピード練習。
気温も上がってきて、疲れも溜まりがちです。
そんな折の出来事です・・・。

5月末から6月の頭にかけて、この時期とは思えない暑さがやってきたようです。
「やってきたようです」とは、知らなかったような言い方!
はい、ちょうどそのころ海外に出かけていたので・・・。
というのは真っ赤なウソで、実は風邪を引いて寝込んでいました。
ゾミゾミと変な寒さが体を襲い、皮膚皮毛を触るだけで不快感100%

このところ、自分のキャパを超えた運動をしていて、おまけにビールの飲みすぎ。
エネルギー不足プラス、胃の冷え(水の停滞)といった感じでしょうか。

汗を思いっきり掻いた状態で水分補給をするのは正しいのですが
水分不足をビールで行ったのが、そもそもの失敗。

冷たいビールがたくさんの暖かいお小水を体から奪っていきました。
本来、湯気の出るほどの小水のエネルギーは体を維持するためのエネルギーなのですから。

胃の水を裁きながら、寒気や頭痛を改善する小青竜湯に咳のお薬、麻杏甘石湯を合わせて何とか改善。

昨日の夜はちょっと体がだるかったけれど、牛黄を飲んで、15キロのジョギング。

その後、温かいササヘルス⇒ビール⇒温かいササヘルス・・・という具合に。
本来ならビールはやめるべきですけどね。

とにかくこれからの時期、胃には常に温かいものを落とし込んでやったほうがよさそうです。

今週の中ごろから名古屋も梅雨に入りそうです。
体調を崩さないよう、元気にお過ごしください。
今日から、私も完全復活です。
久しぶりに20キロ以上のジョギングをしてみようと思っています。
勿論そのあとは、ビール無しで温かいササヘルスのお茶を飲んで寝ます。

 

 

 

名古屋で伝統生薬勉強会・・・5.26

勉強会

伝統生薬勉強会なるものに参加してきました。

主催は救心製薬。

動悸、息切れ、気つけに救心…その救心製薬です。

とにかく動物生薬が得意な会社です。

動物生薬の品質はピンからキリまであります。

そんな時に頼りになるメーカが救心製薬なのです。

 

一般によく使う動物生薬は

牛黄(牛の胆石で1000頭に1頭)

麝香(ジャコウジカの雄の麝香嚢、または分泌物)

鹿茸(雄鹿のまだ角化していない幼角)

羚羊角(牛科サイガレイヨウの角)です。

 

病気、元気、やる気、そして病は気から・・・気とは存在するが形の無いもの

人間の体の血や津液(水)を動かすのも気のお仕事。

気の概念無くして漢方は考えられません。

そんな時に早く確実に効くのが動物生薬なのです。

ただ難点はとにかく値段が高い事。

そしてワシントン条約にひっかかるため、在庫が限られている事です。

これらの生薬を使い、起死回生する人も珍しくありません。

 

限りある資源を必要な人に、必要な量を使う為にどうしても勉強が必要なのです。

早速、頭に血が上ってカッカしている人に羚羊角を使ってみたら
30分程で、イライラが収まり頭がすっきりしてきました。
本当にシャープな効き目をあらわす動物生薬ですね。

 

 

発酵おたね人参  2013年9月18日

カレーライスに入っている赤い人参。
小さいときには本当に嫌いだったなあ。

でも今回お話しする人参はおたね人参。
赤い人参はセリ科、おたね人参はウコギ科で全く別物です。
おたね人参より朝鮮人参といったほうが聞き覚えがあるかもしれませんね。

おたね人参の効能として「体を温める」「元気になる」「長生きできる」「美しくなれる」「子宝に恵まれる」
といったイメージがあるのではないでしょうか。

ところでおたね人参は年間約1万トンの生産量があり中国、韓国で主に生産され日本で生産される量は100トンといったところです。栽培に適した土地は斜面の水はけがよい所。土地は種を捲く前2年間は何も植えてはいけません。収穫は5~6年後。収穫後の畑は10年以上おたね人参を栽培することが出来ません。

そんなおたね人参だからこそより良く、より吸収しやすい形にすることが大切ですね。

そこで考え出されたのが、発酵による人参成分の効果アップです。
温度管理と植物発酵エキスによりおたね人参の研究が吉林省長春市で研究され
たどり着いたのが「発酵おたね人参」なのです。

ここで~おたね人参伝説~

はるか昔、秋の深まった山で猟をしていた兄弟がいました。
「じきに寒くなるから早く山を降りるように」と老人が忠告しました。
若く、体力もある兄弟は老人の忠告も聞き入れずに、どんどん山の中に入っていきました。
獲物を追っていくうちに雪が降り始め、山の中に閉じ込められてしまいました。
仕方なく洞窟の中に身をひそめることにした兄弟。
動物肉や、植物を食べて飢えをしのいでいました。
あるとき人間の形に似た植物を少しかじると体がポカポカしてきて、元気になることを感じました。
春になり、二人は多くの獲物を手に、喜び勇んで家へ帰りました。
村人たちは、顔色の良い、更に頑丈になった兄弟たちを見て不思議がりました。
彼らは山での生活と、その時手に入れた植物を見せました。
村の長老は笑いながら言いました。
「こいつは人間の形に似ており人を生かせる植物だから人生と呼ぼう!」
人生を食べるようになり村人たちは元気になり、長寿で子宝に恵まれるようになり、子孫繁栄・長寿村と知られました。
そして、”人生”はいつしか”人参”と名を変え、現代に伝えられているのです。

そんな発酵おたね人参を冷房の強い研修会の会場で一袋飲んだら・・・
なんと体がポカポカ温かくなり眠気も覚め、シャキッと元気になりました。
そんな最高の「おたね人参」が手に入りました。

 

 

名古屋の下町(中村区)の住宅街でのんびり相談薬局を営んでいます漢方のかわい薬局です。
今日は朝から秋の風が吹き抜けています。でも日差しはやっぱり厳しいです。

 

 

 

漢方薬を日常に生かす!(8月22日)

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立秋をすぎてもまだまだ暑い日が続いています。
とにかく今年の夏は暑かった。熱かった。
夏バテ症状を訴える人も多くなってくるのでしょうか。
そろそろ温かい飲み物、温かい食べ物を摂るようにし、涼しい時間帯を見つけて少し体を動かし心地よい疲労を感じ質の良い睡眠をとる。そんなパターンがエネルギーをチャージする一番の方法。

実は私も朝起きると顔が浮腫み節々がぎくしゃくしているのです。
胃は「ここにあるぞ!」と新在感をしめしています。
夜2時間ほどジョギングをしているのですが、その後がいけない。
ポカリスエットのゲロルシュタイナー割り。その後ビール。(ポテチ一袋)
お客さんには口を酸っぱくするように「冷たいものはいけません」と言っているのに・・・。
でもこれは自分の体を実験台にして漢方の実習をするための手段なのです。

こんな時には胃の消化を助け、身体の余分な水を捌く六君子湯が効くのです。

体調を知り、体質を知るのは勿論のこと、生活習慣や食事環境を含めて全てを把握することからその人に的確な漢方を探すのが漢方の極意。漢方薬選びはその人の自伝を読むようなものです。

 

漢方薬に願いを込めて!

20130803-131842.jpg名古屋の下町の住宅街の中でのんびり漢方薬局を営んでいます。

漢方はほんとに奥が深い・・・。
知識を得るために色々な古典書物(傷寒論や金匱要略)をはじめ様々な本を読んで勉強をします。当然基礎を築く上で重要なことは言うまでもありません。
ただその他にもっと重要な事が「感じる!」といった部分。

お客さんとお話しをしながら、症状や体質を細かく聞きだしそれに合わせて処方を決めていくわけで、漢方薬がオーダーメードのお薬だというのはそこから来ている。
さて問診をしてこんな漢方で行こう・・・と調剤室に入った瞬間に「急きょ処方変更」となる事が度々ある。
冴えているときにはお客さんがお店に入ってきたときに処方が浮かぶ事さえある。
「なんで?」と言われても答えれないが「感じる!」のである。
「当てずっぽう」と言われかねないが「当てずっぽう」とは明らかに違う。
そんな感じで出した漢方は非常な高確率でよく効く。
その時はお客さんと自分の意識が何かでつながっていることを感じる。

それとは逆にどんだけお話しをしても処方することに迷ってしまうことがある。
「とりあえずこんな感じのお薬ですからこれから始めましょう」と言いつつ出すのだがなかなか効かない。
そんな時は無理に出さず「改めて仕切りなおしたほうがいいのかもしれない」

そして何より大切なことが「心をこめて作る」ということ。
漢方の処方は何種類もの生薬を組み合わせて作るのだが・・・「こう効いて欲しい」と一つ一つの生薬に語りながらお作りしている漢方薬はやっぱりよく効くのです。