カテゴリー別アーカイブ: 漢方の世界・生薬の世界

見えないもの R3・2・5

鍋と一緒に買ったフライパンが到着。

結構な重さ。

早速、アヒージョを作ってみた。

道具を買うと一時料理をするのが楽しくなる。

「弘法筆を選ばず」と言うが。

「料理って楽しい」

そう道具が再確認させてくれる。

これはどんなものにでも言える事だ。

たとえばウチで売っている「漢方薬」

その薬理効果に期待するのは当然。

だがもうひとつ大切な働きがある。

今よりもっと自分をいたわるキッカケ。

この「思い」というものが大切。

食べ物には栄養素とかカロリーが入っている。

それ以外に「思い」も感じてほしい。

それと同じように「漢方薬」にも思いも感じてほしい。

イメージは自分の頭で作るものだから。

それにカラダが反応する。

見えるもの、わかっているもの以外にも大切な事はある。

漢方のかわい薬局電話052-471-3774

節分 R3・2・2

124年ぶりの2月2日の節分だそうだ。

どうしてかは知らないが、節分を過ぎれば春が来る。

春(陰陽五行の木)は芽吹きの時期。

金剋木(金属の鋸が木を伐採する)

だから金の力を弱め春が訪れやすくする。

日本は冬の象徴である柊に鰯の頭を磔けた。

中国では金畜として犬の頭を磔けた。

そして鬼門を開く為鬼を追い出すこととした。

それが豆まき。

鬼門は丑寅の方角。

牛の角と虎のパンツを履かせたものが鬼。

簡単に言えば「そろそろ春の準備をしなさいよ」という事。

でもまだまだ寒い日が続く。

しっかり着込んで、風邪ひかないように過ごしたい。

ただスーパーに行けば旬のものがボチボチ出回っている。

まずは食事から少しずつ春を感じたいものだ。

今日は肉じゃが(新じゃがを使って)と菜の花のお浸しにしよう。

あたかも伝統であるかのように「装われた」恵方巻は食べない。

海苔屋や寿司屋が企みスーパーが商業ベースに乗せたもの。

それが「恵方巻き」

でも海鮮恵方巻きは少しは木剋金になっているのだが・・・

春の準備は食からゆっくりと・・・

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人間はゴム毬のよう R3・1・30

時々やって来る寒波。

うっすら雪が積もった朝。

一月が早くも終わろうとしています。

そろそろエンジンがかかってきた時期でもあります。

今年の目標はぼんやりと霞のような状態。

考えたのは「バランス」

何かが強く出れば何かが弱まる。

何かが冷えれば何かが温まる。

強いところを抑える。

弱いところを補う。

陰と陽の関係を今一度見直して養生に生かす。

これが今年の目標。

暗い夜に小さな灯りが輝くように。

明るい太陽の元の影のように。

何かと何かは補い合い。

何かと何かはは反発し合い。

何かが何かを生み出す。

何かが何かを破壊する。

相生相克は五臓六腑だけで起こしてい訳ではない。

精神症状でも同じように起こしている。

喜怒哀楽も同じように関係している。

悲しいくらいの青空。

曇天の中で感じる穏やかな気持ち。

どこかを補うとか瀉すのではない。

自由に出たり戻ったりが出来るカラダと心。

そんな事ができるのが人間。

人間はもとより完璧に出来ている。

だから足さなくても引かなくてもいいという考え

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DM2月号が完成 R3・1・26

お正月だと騒いでいたらあっという間に1月も終わり。

2月のDMがやっと出来あがりました。

何十年も続く月一のDM製作。

何事も継続が大切。

伝えたいのは・・・

かけがえのない自分を愛おしむ心。

その自分を深く見つめる目。

人間は生まれた瞬間から死に向かっている。

もちろんそんな事を考えて生活する必要はない。

死や老化に抗う生き方をする?

それとも全てを受け入れそのうえでより良く生きる?

Anti Aging?

それともwith Get older?

「若く見える」もそれはそれで大切なこと。

でももっと大切な事は「ウキウキする心」と「好奇心」

もっと経験値を大切にしたい。

そして今以上に胆力を磨きたい。

それには沸き出る生命力を大切に使いたい。

生命力とはすなわち腎力。

漢方の世界では腎力がゼロになった時を「死」という。

「若い」のと「若く見える」のとは違う。

抗う生き方が過ぎれば疲れてしまう。

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冬の養生 R3・1・19

今日も厳しい冬型の気圧配置。

もうすぐ大寒だから当然。

一年で一番寒い時期。

風邪をひかないよう暖かくして過ごそう。

何せ、熱でも出ようものなら自宅待機。

今の時期本来ならば風邪のお客さんが多いもの。

しかし今年は本当に少ない。

マスク、手洗い、自粛で十分予防しているのだろう。

娘の通っている小学校でも今年はインフルゼロとのこと。

「いまだかつて経験がない」と養護の先生が話していた。

自分の健康は自分で守る。

冬の養生は何と言っても食事。

カラダが暖かくなる食事を心掛けよう。

日本人はなんといっても「味噌スープ」

具沢山の根菜類。

生姜をたっぷり入れて。

お肉は・・・温めるなら断然羊肉。

漢方にも「当帰生姜羊肉湯」といった言った処方があるくらい。

でもスーパーにはなかなか羊肉が売っていないのが残念。

仕方がないので今日の夜は豚汁。

そして十分な睡眠。

「変だな」と思ったら温かいスープを一口飲んで寝るに限る。

冬は頑張ると頑張れなくなる。頑張らないと頑張れる。

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枯れのお薬、鹿茸 R3・1・8

外出自粛やリモートにより活動量が減っています。

さらにいつでもどこでも間食。

肥満や糖尿病のリスクが高まっています。

もちろん定期的に運動をする事が一番。

代謝をあげる事ができれば更にGood 。

アクビチンEがいいらしい。

このアクビチンEは肝臓から分泌されるタンパク質。

脂肪を分解する褐色細胞やベージュ細胞を活性化するという。

でもってアクビチンEを活性化するものに「鹿茸」がある。

「鹿茸」は鹿の角。

冷え性で代謝が・・・そんな人に鹿茸が効果的。

また年齢とともに枯れるのが人間。

枯れを感じた人に使うとこれがまた効くのです。

代謝の衰えた人によく効く鹿茸

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寒む! R2・12・14

ようやく寒波がやって来た。

こうなると布団から出るのが一苦労。

心の中で「エイヤッ!」と号令をかける。

そんな中寒くないのかマヌール猫は元気一杯。

我が家にも四匹の猫がいるがみんな寒そう。

人も猫も甘やかされているので暑さ寒さに弱い。

寒さに身体が慣れるまで動きが悪い。

そんな時にやって来るお客さんは「冷え性」が多い。

意外に多いのが男性の冷え性の相談。

かく言う私も「冷え性」

カラダの芯でなく末端の冷え性。

そんな時に私が飲んでいる漢方がある。

当帰四逆加呉茱萸生姜湯。

これ漢方の中では一番長い名前ではないだろうか。

これをベースに色々組み合わせて使うことが多い。

この時期だけ漢方を飲まれる人も多い。

鼻炎と霜焼けの相談は季節を感じます。

今日も霜焼け相談やってます。

足のマッサージが霜焼け改善の一番の効果。

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風邪対策 R2・12・8

少し冬型の気圧配置。

北風も吹いています。

そろそろ風邪引さんも出てくる頃。

今年は風邪の症状が出ると「ワ〜」となりそう。

まずはPCR検査から始まるのかな?

直接病院や薬局に来る人もいそう。

さて当店として対応ははどうしようか?

まずは換気だけでもしっかりしとかないと。

そしてなんといってもマスク。

それでも充分ではない。

人を見て病を見ず。

漢方の教えです。

漢方で仕事をして生活してきた自負があります。

もちろんしっかり対応します。

「風邪の症状お断り」とは打ち出せません。

まずは自分の健康管理をいつも以上にします。

生活習慣が体調管理に直結します。

今年はいつも以上に「しっかり栄養」「しっかり睡眠」ですね。

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スーパー生姜湯 R2・12・2

12月に突入。

朝晩の気温が下がってきた。

こんな時は「生姜湯」がいい。

カラダがポカポカ温まる。

売っている生姜湯ではちょっと物足りない。

そんな時は自分で作っちゃえばいい。

名付けて「スーパー生姜湯」

作り方は簡単。

生姜湯を半分(甘過ぎるから半分で十分)

それに生姜末を0.3g入れてお湯を注ぐ。

ピリッとした刺激のある生姜湯の出来上がり。

これはカラダを温めるだけではない。

ビールや冷たいものが好きな人には特にいい。

胃が温まる。

ものすごくお腹が空くのです。

ということはダメな人もいる。

胃に炎症や熱を持っているタイプ。

どんなものにも万人に良いものなんて無い。

ま、それを見極めて指導できるのがプロなんだけど。

カラダの芯を温めるのはまずは「胃」を温める。

「胃」が温まれば「腎」を冷やさなくて済む。

それを相剋の関係という。

にはリースナブルな生姜末を有効に使うといい。

漢方のかわい薬局 電話 052-471-3774

全集中の呼吸 R2・11・30

今日で11月も最後。

明日から師走。

どんな年末年始になるんだろうか?

忘年会は?

帰省は?

初詣は?

これからの気忙しい時期を乗り切る。

その為にも「全集中の呼吸」

呼吸といえば「肺」

肺の働きは「宣発」と「粛降」

簡単に言えば血液以外のものを循環させる働き。

肺の働きは酸素と二酸化炭素の交換だけではない。

カラダを防御する働きもある。

食べ物からのエネルギーを全身に回す働きもある。

鬼滅の刃に出てくる「水の呼吸」がある。

これが「腎」の呼吸に他ならない。

漢方では吸う息は肺が受け持つ。

吐く息は腎が受け持つとも言われる。

作者は漢方の勉強をしているのだろうか?

「全集中の呼吸」とは・・・

吸う時は眼に見えないエネルギーを全身に循環させるイメージ。

吐く時は要らなくなった濁気を捨てるイメージで。

気が付いたら「全集中」で呼吸をしてみて。

呼吸が邪からカラダを守るのです。

何気なく食べてないのに、何気なく吸っている。

漢方のかわい薬局電052-471-3774