Monthly Archives: 2月 2018

2018.2.28 雛飾り・・・桃の節句

2月も今日で終わり。この冬は本当に寒さが厳しかったですが、ここ数日春を感じさせるよう気になりました。寒さの中、2月の中旬に我が家のお雛様を出しました。

もう60年前の7段飾り。本当に立派で義母が大切に保管していたので道具類もほとんど残ってキレイでした。(←過去形)

娘が生まれて時に新しい雛人形を買おうかとお店にあちこち見に行きましたが、この7段飾りがあるし処分するのももったいないし・・・といろいろ迷った挙句、結局新品は買わずにこの7段飾りをそのまま家で飾ることにしました。

ひな壇の台だけは新しいスチール製のものを買い、より組み立てやすくなりました。大変そうに見えますが1時間もあれば出したり片付けたり出来ます。(義母が生きていたころは一人で半日かけて丁寧に包んだり、箱に納めたりしていましたが・・。今思えばその手間も楽しい時間だったのかもしれません。)

そのお雛様に天敵が現れたのが2年前です!うちにはもともと12年前から猫がいましたが上の2匹の猫たちはひな壇の後ろに隠れたり、びっくりして眺めたりはしていますが、まさかひな壇を駆け上る猫が現れるとは!その犯人は2年前にウチに来たナツメ(2歳)です。

義母が見たらきっと卒倒して二度とひな壇は飾らないようにしたでしょう・・・。

もともと道具類もキレイに保存はしてあったものの年月で劣化しており、ぼんぼりに至ってはついに崩壊。きちんとそろっていた5人囃子の楽器も一つ消え、二つ消え・・・。今年に至っては嫁入り道具の箪笥が閉まらなくなり・・・、と残念なことになっています。3日に1回はひな壇に上るのでそのたびに人形や道具類を落としてしまうのです。

決定的瞬間はこちら!屏風は倒れ人形も傾き…(泣)

もともとお雛様は持ち主の厄を背負ってくれるものですし、お雛様が災難を受けることでもともとの持ち主だった義姉や娘の厄が一気に落ちているん!と思い、直しながらそのまま飾っています。ひな祭りが過ぎるまであと1週間はお雛様を楽しもうと思います。

桃の節句といえば漢方にも桃仁という生薬があります。桃仁は桃の種の中の柔らかい部分でナッツのような触感です。単独で服用することはほとんどありませんが、消炎作用のある浄血薬で婦人病やホルモンバランスを整える薬として古くから使われています。ここでもやっぱりどちらかといえば、女性の味方の漢方薬なのです。

2018.02.09 今年は戌年。子宝安産祈願の伊奴(いぬ)神社

もうすでに2月ですが、昨日は名古屋市西区にある伊奴神社に初詣に行ってきました。伊奴神社には毎年、正月に初詣に行っているのですが今年は戌年ということで、伊奴神社は名古屋のニュースにも取り上げられスゴい人出だったようです。なので混雑する時期を避けてようやく行ってきました。

名古屋に長年住んでいますがこの伊奴神社を知ったのは十数年前です。12年前の戌年にもおそらくニュースになっていたのでその時かもしれません。12年前といえば、私たち夫婦が妊活に悩んでいたころと重なりあちこちの子宝に御利益のある神社やお寺に行っていた時期でもあります。

不妊治療がなかなかうまくいかず心で泣きながらお参りに行ったこと。ようやく妊娠して5か月目のいぬの日に安産祈願・お礼参りに行ったこと。無事に生まれてから初宮参りに行ったこと・・・。それからも二人目の安産祈願や七五三参りなど事あるごとにお世話になっている神社です。

今ではお店に来られるお客様の子宝祈願や妊娠された方々の安産祈願も忘れません。

本殿の他にも小さいお社が沢山あり、ひとつひとつお参りしながら回ってみるのも興味深いです。とても気持ちの良い場所で何度訪ねても楽しい場所でもあります。※お参りしておなかを撫でると安産になるという犬の像があります。

子宝や安産を望む方はもちろんですが、病気平癒や心願成就などにぜひ一度お参りしてみてはいかがですか。きっと良いご利益があると思います。なにより心から祈願して願いを強くすることが一番の効果なのかもしれません。

伊奴神社HP

2018.02.07 寒波が続きしもやけ発生!

北陸の大雪もまだまだ続いていますが、名古屋も例年にない寒さが続いています。

数日前に子どもが「足が痛くて靴が履けない・・・」などと言うので、買ったばかりの靴なのにもうきつくなったの?「違うと思う・・・」マメが出来たの?「出来てない・・・」転んだの?「転んでない・・・」と問答を続けても何が原因なのかよくわからず、しばらく放っておいたら今度は足がかゆい!と言い出しました。

もしかして・・・、と思い足を見たらやっぱり!かかとにも指にも、大きいしもやけがいくつかできていました。確かにこれでは靴を履くと足が痛いし、暖かい所にいると逆にかゆくなるはずです。

寒さの中でも外を走り回ったり、部活に励む子供たちの中には足先だけは冷えてしもやけのできる子も今年は多いのかもしれません。しもやけは体質にもよりますが末端の毛細血管に血液がよく流れずにできます。お風呂でマッサージしたり、足を冷やさないようにすることが予防になります。

漢方薬では以前にもご紹介しましたが、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)やそれにさらに血流を改善する漢方薬を合わせたりするのが効果的です。しもやけまではできなくても、夜布団で足先が冷えてなかなか温まらない方などにもお勧めです。※写真ギライなギンナン。渋い顔。

寒さで背中や体がぞくぞくして服を着込んでも冷える時はありませんか?

これは典型的な風邪のひき始めです。そんな時には有名な葛根湯や麻黄附子細辛湯などがおすすめ。子どもには麻黄湯もよく使います。初期であれば風邪だけでなくインフルエンザでも本当によく効きます。寒気は咳や鼻水、熱が出ていなくても風邪の前兆なので早めに漢方薬で対処するのがおすすめです。

体の冷えは漠然とした症状で特に病名はつきませんし病院では治療法もありませんが、漢方では大事な症状としてとても重視しています。早めに解消して万病を予防しましょう。