Category Archives: 漢方の世界・生薬の世界

冬の備え R2・11・21

昨日の季節外れの夏日から一変。

北風が吹く本来この時期の陽気に。

我慢我慢の三連休の初日、元気に営業中です。

インフルエンザやコロナの大敵は何と言っても「冷え」

とにかくカラダを温めましょう。

カラダを温める生活習慣はこの時期とっても大切。

葛や生姜はカラダを芯から温めます。

ネギやニラやニンニクなど薬味も同じ効果があります。

今の時期は何と言っても鍋。

根菜類をたっぷり入れ、締めは雑炊。

ただ食事だけでは片手落ち。

靴下、レッグウォーマー、ネックウォーマーも必需品。

手首、足首、首三つの首から冷気が入ります。

そして冷やしていけないのがお腹。

腹巻もしっかりしましょう。

最後に入浴。

ゆっくり暖まりしっかり皮脂をガードしてくれる事が重要。

わたしは絶対コレ!

なんと言っても笹は邪気を祓うもの。

1日の邪気をお風呂で祓いゆっくり休んで下さい。

三つの首から冷気が入ってきます。しっかりガードしましょう。

漢方のかわい薬局電話052-471-3774

何をどう変えるか? R2・11・18

せめて花で気持ちだけでも和ませたい。

店の前の寄せ植えを作りました。

空気の乾燥、気温の低下とともに増加傾向のコロナ感染者。

特徴もだんだんわかってきました。

感染率が高い。

重症化し難い。

気道や肺での激しい炎症は起こし難い。

肺細胞間質で炎症を起こし一気に呼吸困難を起こす。

このペースで増えるとして・・・

コロナウィルスはそこら中に存在すると考えた方がいい。

生命力が弱っていると一気に付け込まれる。

生命力は漢方では「腎」

腎の弱りの原因はたった二つ。

「冷え」と「栄養不足」

withコロナの時代を生きるには衣食住の見直しが必要。

陰陽五行で言えば「肺」と「脾」の強化。

生活習慣をしっかり把握してその人に合ったコロナ対策をしっかりレクチャーしていきます。

これはその人の養生に繋がっていきます。

「何をするか」より「どうやってするか」が大切。

漢方のかわい薬局 電話 052-471-3774

習慣を変える R2・11・10

朝の気温がグッと下がってきた。

湿度も下がりウィルスは大喜び。

コロナの感染者が増加してきました。

インフルエンザにも注意が必要。

「ウィズコロナ」「ウィズインフル」となるこの冬。

さてどうしましょうか?

一番の大敵はなんといっても「ストレス」

ストレスと一言で言ってもよくわからない。

ストレスの定義は「不快」と覚えておけばいい。

「寒い」というストレス。

「眠い」というストレス。

「満腹」というストレス。

100%自衛できるのはこの三つ。

とくに元気な人ほどこの三つをおろそかにしがち。

しっかり防寒。

とくに足を冷やすのが致命傷。

頭寒足熱・・・とくに今年の冬は注意が必要。

睡眠はカラダを休めるだけが目的ではない。

エネルギー(漢方でいうところの氣)を補充するのも睡眠中。

そのためにはカラダを十分に動かしておく事が重要。

食事はカロリーは控えめ栄養素は十分に。

一番大切な事はカラダを観察すること。

過不足を把握する事。

だから養生は十人十色。

「これを食べなさい」とは言えない。

野菜不足の人もいるし生野菜が過剰という人もいる。

だからこうやって指導している。

「調子が悪ければ何かを変えてみて!」

ひとつ習慣を変えてみる。

もし変わらなければそれが原因では無い。

ならばもうひとつ習慣を変えてみる。

それの繰り返しでカラダを観察する。

昨日の習慣が今日現れる訳ではない。

一週間、一か月、一年前の習慣が今現れているのです。

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嘘をついてもいい? R2・11・4

突如名古屋栄に現れた五重の塔。

そんな噂を検証しに出かけた。

「あった!」

本当の様な嘘って世の中に沢山ある。

逆に嘘の様な本当は数少ない。

人間は嘘をつく。

よい嘘もあるし悪い嘘もある。

だから嘘が悪とは限らない。

嘘もつき続けると本当になる。

昔はストレスによる胃痛が多かった。

今はストレスによる腰痛が増えている。

「ストレス」を「痛み」に転換している。

だからいくら調べても異常がない。

「痛み」だけを記憶する。

だから「ストレス」がかかると「痛み」と認識する。

「痛み」が嘘で「ストレス」が本当。

これがカラダで起こっている本当の様な嘘。

そんな時に使うのが「桂枝去芍薬加麻黄細辛附子湯」

そういえば先日起こした頭痛に即効で効いたのが「麻黄細辛附子湯」だった。

マスク頭痛と思っていたのがストレス頭痛だった。

そう、私も人並みにデリケートなんです。

「今日も元気が漲っている」

朝起きてそんな嘘をつけば本当になる。

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老化なんて恐れない R2・10・28

野良猫も冬毛に。

「これから寒いぞ!」

どんな事があっても生き抜く、それが宿命。

飼い猫と違って当然天命は短い。

人も一人ぼっちになっても生きなければならない。

そうなると疎かになるのが食事。

老人1人の食生活で多いパターンが菓子パンと牛乳。

そしてインスタントラーメンと惣菜。

タンパク質不足、ミネラル不足、リン不足。

即ちカロリーオーバーの栄養失調。

行く先は「潤い不足」と「タンパク質の硬化」

血管もタンパク質、筋肉もタンパク質、膀胱もタンパク質。

皮膚が痒い、動脈硬化、膝関節症、頻尿や尿漏れ。

こんな症状がもれなくついてきます。

漢方にはミネラル、ビタミンをうまく吸収させる事ができます。

漢方には軟堅作用のあるものがあります。

使うお薬も人それぞれ。

「まだまだ元気で一花も二花も咲かせたい」

そんな方は是非漢方相談を・・・

老化とは枯れること」「老化とは硬くなること」

・・・でどうする?

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頭痛は漢方で! R2・10・13

16日間続いた頭痛がようやく治まった。

CTを撮ってもらって「血管や腫瘍の心配は無い」とのこと。

安心して「漢方で治すぞ!」と意気込んだはいいが・・・

24時間続きっぱなしの頭痛には辟易。

夜にはロキソニンについつい手が出る事も。

結局鎮痛剤は4回お世話になりました。

使った漢方は・・・

葛根湯

葛根黄蓮黄芩湯 ◯

呉茱萸湯 ✖️

川芎茶調散 ✖️

桂枝茯苓丸 ✖️

大柴胡湯 ✖️

五苓散 ◎

麻黄細辛附子湯 ◯

最後にはもう訳が分からなくなってきました。

人の体は探れるのに、なぜ自分の体がわからないのだろう。

ご飯を食べる、お風呂に入ると酷くなる。

おしっこの色は濃い黄色。

結局当たった漢方は五苓散合麻黄細辛附子湯。

熱は本当は無かった。

肩のこりと水毒と体の冷えが原因。

筋緊張型頭痛でマスクのせいとの診断だったが。

マスクをすると頭痛が激しくなりのはあったが、これはあくまで引き金。

夏にビールや炭酸水を飲み過ぎが一番の原因。

温めると悪くなるのは「氣」が動いてなかったせい。

おしっこの色は鎮痛剤と不眠でカラダが疲れていたせい。

「氣」を巡らせ頭の中の圧を五苓散で下げたらぴったりでした。

水毒とストレスが原因。

引き金はマスクによる酸素不足。

ともあれ頭痛が治って良かった。

そういえば60で厄落としをしてなかった。

これが一番の原因かも。

今度の休みには厄払いをしてこかな。

悪くなる原因はしばらく前にあるからわかりづらい!

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能活精 R2・10・9

来週は中1の息子のテスト週間。

大好きな野球部の部活も無い。

さて、成績は如何程に?

前回の中間テストの無残な結果。

それを全く気にしない息子に逆に拍手を送りたい。

違った事といえば、学校に行く前に飲ませた「能活精」

頭の換気扇との位置付けのこのお薬。

良い結果が出たら大々的にお客様にオススメ出来る。

能活精の成分は羚羊角、沈香、遠志。

どれも頭をスッキリさせるもの。

受験勉強の方には頭がスッキリすると評判です。

ただ出来の悪い頭にどう作用するか?

そこを見極めたいと思っている。

妻が妊娠した時良く聞かれた。

「男の子がいい?それとも女の子?」

答えはいつも「元気に生まれて来てくれたらどちらでもいい」

それがいつか「運動が出来て欲しい」とか「勉強が出来て欲しい」

「ちょっとでもいい高校に行って欲しい」

「手に職をつけて欲しい」

色々な事を要求している自分がいる。

「げんきんなものだなあ」と自分で自分に愛想を尽かしている。

ただ元気に生きているだけで十分

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芋パワー R2・10・5

曇りベースの朝ですが昼から晴れて来るらしい。

夜の気温は朝よりも低くなり北風が吹くとのこと。

秋が一段と深まって来ました。

萩の花とススキの2ショット。

沈丁花が何処からともなく香ってきたらベストなのだが・・・。

北風が吹き出し空気が乾燥すると元気になるのが「ウィルス」

インフルエンザとコロナのダブルに注意。

見えない「ウィルス」に怯えることは賢明ではない。

気力、体力を付けてその時を楽しむ事が大切。

手洗いやうがい、マスクなどの生活習慣も完璧。

だったらもっと積極的に「ウィルス」対策を。

漢方には「肺ー大腸系」といった考えがあります。

肺と大腸は密接につながっている。

どちらも外からやって来る「邪」を防御する働き。

食物繊維を十分にとり便通を気持ちよく。

サツマイモ、里芋、栗もたっぷり食物繊維を含んでいます。

そして鼻呼吸で深い呼吸を。

マスク越しだとどうしても口呼吸、浅い呼吸になりがちです。

そして入った「ウィルス」と戦う力は「腎」の力。

腎の奥深くに眠る生命エネルギーを「龍火」といいます。

ここのエネルギー補給には自然薯が一番。

そして何よりカラダを冷やさない事。

そんなことに心掛け元気に晩秋をお迎えください。

秋の空気を鼻を通してゆっくり深呼吸。

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頭が痛い! R2・9・29

曇りベースの火曜日。何とか天気はもちそう。

ここのところ2~3日頭が痛い。(首筋の少し上)

痛みが治まる気配が全く無い。

ごはんを食べると痛みが増す。お酒を飲むとさらに痛みが増す。

これはいったい何だろう?

肩が凝っているわけでもないし、寝違いでもない。

痛みは拍動性。

経絡の流れが悪いのだと思う。

年齢的に動脈硬化も考えられる。

そこで血流を良くし経絡の流れを改善する「疎経活血湯」を服用。

なんだか良さそうです。

考え事や不安感もあるので「気剤」も合わせたほうが良いかも。

今日からは「四逆散」に「疎経活血湯」を合わせてみる。

痛みはとにかく日常生活を不快にする。

早く良くなことを祈る。

これを機にお酒の量も控えたほうがいいかもしれない。

食事の質も考えたほうがいいかもしれない。

運動もストレッチを多めに取り入れたほうが良いかもしれない。

早寝きして生活パターンを変えたほうが良いかもしれない。

自分の体は自分で守るしかない。

食事だけでもダメ。

運動だけでもダメ。

睡眠時間だけでもダメ。

さらに全てに意味を持たせ改善していかなければダメ。

いちばん重要なのはそれらを「楽しく継続」できること。

死ぬまで自分の体と会話し続けることが「養生」の基本。

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旬だなあ! R2・9・26

めっきり秋っぽくなってきました。

今日はしっぽり営業しています。

秋といえば・・・お肌カサカサ、髪もパサパサ。

乾燥した空気が鼻や口を通って肺に入ります。

肺は体を潤して防御する臓器。

肺が弱ると皮膚トラブルや鼻のトラブルを起こします。

そこで肺を強くするものが香辛料。

ネギ・生姜・わさび・胡椒・ニンニクなどを有効に使いましょう。

大根・玉ねぎ・紫蘇・ニラ・ワケギ・落花生・里芋などの食材も有効。

お酒もビールから日本酒にチェンジ。

ということで休みの晩酌はコレでした。

黒兜と馬刺し。

馬肉や羊肉は体を温める働きが強いのです。

今度の休みは秋刀魚と熱燗で攻めますか!

日本人なら「旬だなあ」と言って食事を楽しもう。

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