濡れない様にベランダの軒先で梅雨を楽しむカリン。
線状降水帯・・・耳慣れた言葉。
きょうは九州の熊本で起こっている。
梅雨末期での大雨は厳重警戒ですね。
これからはさらに台風も発生します。
密を避けながらの避難も重要な事。
シュミレーションをしっかりしてこれからの時期に備えたいものです。
「天気が悪くなると頭痛が起こる」
これは自律神経が関係していると言われています。
気圧の低下は交感神経を刺激します。
その結果ノルアドレナリンやアドレナリンが血中に放出されます。
すると血管がギュッと縮こまります。
さらにヒスタミン、プロスタグランジン、TNFαなどの発痛物質が放出されます。
そんな諸々の原因が影響する様です。
漢方薬ではよく「苓桂朮甘湯」や「五苓散」を使います。
これらの薬に共通しているのが、体の中の余分な水を取る働き。
つまり水滞と自律神経の失調が気象病の原因の様です。
なんだか対処法が見えてくる気がします。
水が上昇して頭で停滞すると頭痛。
水が上昇して耳で停滞すると目眩。
とにかく「熱」と「水」は常に一緒に行動をします。
熱が上に向かう原因を考えてみましょう・・・
- 胃を冷やす事(冷たいもののとりすぎ)
- 足を冷やす事(運動不足)
- 疲労感(精神疲労も肉体疲労も)
水が体に停滞する原因を考えてみましょう
- 甘いもののとり過ぎ
- 味の濃いもののとり過ぎ
交感神経が興奮する原因を考えてみましょう
- 深い呼吸ができていない
- ストレスを溜め込みやすい
- 運動不足
対処法はなんだか見えてきましたね。
「これをしなさい」ということ言えません。
なぜなら人間十人十色ですから。
まずは何かを変えてみることから始まるのです。
漢方は生活習慣をさらに高めるための手助けです。