天気が悪くなると・・・R2・7・4

濡れない様にベランダの軒先で梅雨を楽しむカリン。

線状降水帯・・・耳慣れた言葉。

きょうは九州の熊本で起こっている。

梅雨末期での大雨は厳重警戒ですね。

これからはさらに台風も発生します。

密を避けながらの避難も重要な事。

シュミレーションをしっかりしてこれからの時期に備えたいものです。

「天気が悪くなると頭痛が起こる」

これは自律神経が関係していると言われています。

気圧の低下は交感神経を刺激します。

その結果ノルアドレナリンやアドレナリンが血中に放出されます。

すると血管がギュッと縮こまります。

さらにヒスタミン、プロスタグランジン、TNFαなどの発痛物質が放出されます。

そんな諸々の原因が影響する様です。

漢方薬ではよく「苓桂朮甘湯」や「五苓散」を使います。

これらの薬に共通しているのが、体の中の余分な水を取る働き。

つまり水滞と自律神経の失調が気象病の原因の様です。

なんだか対処法が見えてくる気がします。

水が上昇して頭で停滞すると頭痛。

水が上昇して耳で停滞すると目眩。

とにかく「熱」と「水」は常に一緒に行動をします。

熱が上に向かう原因を考えてみましょう・・・

  • 胃を冷やす事(冷たいもののとりすぎ)
  • 足を冷やす事(運動不足)
  • 疲労感(精神疲労も肉体疲労も)

水が体に停滞する原因を考えてみましょう

  • 甘いもののとり過ぎ
  • 味の濃いもののとり過ぎ

交感神経が興奮する原因を考えてみましょう

  • 深い呼吸ができていない
  • ストレスを溜め込みやすい
  • 運動不足

対処法はなんだか見えてきましたね。

「これをしなさい」ということ言えません。

なぜなら人間十人十色ですから。

まずは何かを変えてみることから始まるのです。

漢方は生活習慣をさらに高めるための手助けです。

ある習慣を変えると何かが変わる、もし変わらなけれな次の習慣を変えてみる・・・それが生活習慣の見直し。

漢方のかわい薬局電話052-471-3774