今日は薬局のブログらしくいきますよ。
閉塞感のあるこの時代に役立っているお薬。
救心の感応丸氣(カンノウガンキ)です。
邪悪なものを祓い清めるお薬。
主成分は麝香(ジャコウ)と牛黄(ゴオウ)
どちらも芳香な生薬。
感応丸氣の箱に印刷されているのが薬玉。
くす玉の語源はこの薬玉でもある。
この中に麝香、牛黄、沈香、木香などの芳香生薬を入れる。
それを5色の糸で飾り付けをする。
玄関や柱などに掛けて不浄な物や祟りから守る。
もしくは身につける。
水戸黄門が持っている印籠の中にも牛黄や麝香が入っていた。
お経を書く墨の中にも牛黄麝香を練り込ませた。
漆喰の壁にも麝香を練り込ませた。
そんな数々の使われ方がある。
お薬は飲むだけにとどまらないのが漢方の世界。
匂いや香りが薬効として認められている世界でもある。
だから感応丸氣は香りが重要。
少し苦いが「10秒でもいいから舐めて」と言って渡す。
カラダが辛けてば・・・感応丸氣。
ココロが辛ければ・・・感応丸氣。
病気とは「氣」が流れないから起こす。
「氣」を流すのがこの感応丸氣の働き。
私も財布の中に「御守り」として入れてあります。