伝統生薬勉強会なるものに参加してきました。
主催は救心製薬。
動悸、息切れ、気つけに救心…その救心製薬です。
とにかく動物生薬が得意な会社です。
動物生薬の品質はピンからキリまであります。
そんな時に頼りになるメーカが救心製薬なのです。
一般によく使う動物生薬は
牛黄(牛の胆石で1000頭に1頭)
麝香(ジャコウジカの雄の麝香嚢、または分泌物)
鹿茸(雄鹿のまだ角化していない幼角)
羚羊角(牛科サイガレイヨウの角)です。
病気、元気、やる気、そして病は気から・・・気とは存在するが形の無いもの
人間の体の血や津液(水)を動かすのも気のお仕事。
気の概念無くして漢方は考えられません。
そんな時に早く確実に効くのが動物生薬なのです。
ただ難点はとにかく値段が高い事。
そしてワシントン条約にひっかかるため、在庫が限られている事です。
これらの生薬を使い、起死回生する人も珍しくありません。
限りある資源を必要な人に、必要な量を使う為にどうしても勉強が必要なのです。
早速、頭に血が上ってカッカしている人に羚羊角を使ってみたら
30分程で、イライラが収まり頭がすっきりしてきました。
本当にシャープな効き目をあらわす動物生薬ですね。