生殖医療は日進月歩です。
色々な方法で着床率や妊娠率を上げようとしています。
でも最終的には体外受精や顕微授精でできた受精卵を移植するのですが・・・
受精卵には初期胚と胚盤胞の2種類があります。
今回のお話しは受精卵のグレードの話。
悲しいかな、受精卵の時からランク付けされるのですね。
三日目までの初期胚にはG1~G4までがあります。
で、G1が最高グレード、G4が最低グレードになります。(移植に使うのはG3まで)
五日目から六日目の胚盤胞にはG6~G1までがあります。
で、G6が最高グレード、G1が最低グレードになります。(移植に使うのはG3まで)
初期胚は数字が小さいほうが良い卵、胚盤胞は数字が大きいほうが良い卵。
ランク付けするのも、確率を上げるためと不要な移植を避けるため致し方ないのです。
小学校では出来が悪かったが、中学校で伸びる子もいます。高校で伸びる子もいます。
この差は個性と考えましょう。
だからグレードにはとらわれずに移植可能な受精卵だというくらいのレベルの話です。
最終的には60兆個の細胞になるわけですが・・・。
この膨大な分割のエネルギーはお母さんが食べた物にかかってきますよ。
もう一度食べる物を見直してみましょう。