2018.02.09 今年は戌年。子宝安産祈願の伊奴(いぬ)神社

もうすでに2月ですが、昨日は名古屋市西区にある伊奴神社に初詣に行ってきました。伊奴神社には毎年、正月に初詣に行っているのですが今年は戌年ということで、伊奴神社は名古屋のニュースにも取り上げられスゴい人出だったようです。なので混雑する時期を避けてようやく行ってきました。

名古屋に長年住んでいますがこの伊奴神社を知ったのは十数年前です。12年前の戌年にもおそらくニュースになっていたのでその時かもしれません。12年前といえば、私たち夫婦が妊活に悩んでいたころと重なりあちこちの子宝に御利益のある神社やお寺に行っていた時期でもあります。

不妊治療がなかなかうまくいかず心で泣きながらお参りに行ったこと。ようやく妊娠して5か月目のいぬの日に安産祈願・お礼参りに行ったこと。無事に生まれてから初宮参りに行ったこと・・・。それからも二人目の安産祈願や七五三参りなど事あるごとにお世話になっている神社です。

今ではお店に来られるお客様の子宝祈願や妊娠された方々の安産祈願も忘れません。

本殿の他にも小さいお社が沢山あり、ひとつひとつお参りしながら回ってみるのも興味深いです。とても気持ちの良い場所で何度訪ねても楽しい場所でもあります。※お参りしておなかを撫でると安産になるという犬の像があります。

子宝や安産を望む方はもちろんですが、病気平癒や心願成就などにぜひ一度お参りしてみてはいかがですか。きっと良いご利益があると思います。なにより心から祈願して願いを強くすることが一番の効果なのかもしれません。

伊奴神社HP

2018.02.07 寒波が続きしもやけ発生!

北陸の大雪もまだまだ続いていますが、名古屋も例年にない寒さが続いています。

数日前に子どもが「足が痛くて靴が履けない・・・」などと言うので、買ったばかりの靴なのにもうきつくなったの?「違うと思う・・・」マメが出来たの?「出来てない・・・」転んだの?「転んでない・・・」と問答を続けても何が原因なのかよくわからず、しばらく放っておいたら今度は足がかゆい!と言い出しました。

もしかして・・・、と思い足を見たらやっぱり!かかとにも指にも、大きいしもやけがいくつかできていました。確かにこれでは靴を履くと足が痛いし、暖かい所にいると逆にかゆくなるはずです。

寒さの中でも外を走り回ったり、部活に励む子供たちの中には足先だけは冷えてしもやけのできる子も今年は多いのかもしれません。しもやけは体質にもよりますが末端の毛細血管に血液がよく流れずにできます。お風呂でマッサージしたり、足を冷やさないようにすることが予防になります。

漢方薬では以前にもご紹介しましたが、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)やそれにさらに血流を改善する漢方薬を合わせたりするのが効果的です。しもやけまではできなくても、夜布団で足先が冷えてなかなか温まらない方などにもお勧めです。※写真ギライなギンナン。渋い顔。

寒さで背中や体がぞくぞくして服を着込んでも冷える時はありませんか?

これは典型的な風邪のひき始めです。そんな時には有名な葛根湯や麻黄附子細辛湯などがおすすめ。子どもには麻黄湯もよく使います。初期であれば風邪だけでなくインフルエンザでも本当によく効きます。寒気は咳や鼻水、熱が出ていなくても風邪の前兆なので早めに漢方薬で対処するのがおすすめです。

体の冷えは漠然とした症状で特に病名はつきませんし病院では治療法もありませんが、漢方では大事な症状としてとても重視しています。早めに解消して万病を予防しましょう。

2018.01.26 寒波と大雪

おとといの夜から雪が降り、昨日の朝の気温は氷点下4度ほどで、日中も3度くらいまでしか上がらず本当に寒い一日でした。

そのせいで路面は凍結、カチカチで雪かきも出来ないほど。大通りもビルの日陰は雪が残ったままでつるつるです。休みだったので車で外出したものの、あまりの凍結と渋滞に買い物だけ済ませ途中で引き返しました・・・。

昨夜も再び雪が降り5センチほど積もりました。今朝のベランダの雪を2歳の猫のナツメに見せると迷わず足を踏み出しました。しかし他の2匹(グミ10歳、ギンナン12歳)はちらっと眺めただけで外に出ようとはしません。もう雪遊びには興味のない年になってしまったのかもしれません・・・。

昼になり、日の当たる南側のベランダには少し興味があるようでグミが外に少し出ましたが雪に触ろうとはしませんでした。

名古屋だとこれくらいの雪と寒さでも雪かきも車の運転も一苦労です。豪雪地帯や、もっと寒い地域の方はいったいどうやって雪かきをしたり、外出をしたりしているのかとても知りたい1日でした。

寒さもまだ続きそうです。インフルエンザも流行っていますので、どうぞお気をつけ下さい。

2018.1.17 今年もよろしくお願いします

早いもので今年に入り、もう17日。今日は阪神淡路大震災の日でもあります。今朝のニュースで震災遺児たちのその後の人生を特集していました。涙なしには見られませんでした。

残された子供も、子供を残して逝ってしまった親たちもどんなにつらい気持ちだったでしょうか。想像するだけでもつらくなります。ご当人たちは周りの想像を超えた苦しみと悲しみを抱いて生きてきたに違いありません。

災害・事故・病気・・・災難はいつ誰に起こっても不思議はありません。毎日を大切にして当たり前のことを当たり前と思わずに感謝しながら生きていきたいと身の引き締まる思いでした。

年末、年始にかけてお客様からの妊娠や出産間近というご報告が相次ぎました。大変な不妊治療を乗り越えて妊娠された方も多く、本当にうれしい限りです。これからの出産や子育ては大変ですがどの子も奇跡的に授かった大切な命。元気に育って行ってほしいと心から願っています。

今年も多くの方にそんな喜びを抱いて欲しいと思います。皆さんの助けに少しでもなるように日々勉強していきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いします。

※写真はお気に入りのぬいぐるみを自分でダンボールベッドに引き入れて眠るナツメ

2017.12.28 インフルエンザ流行?

今年もあと4日となりました。1年間どうもありがとうございました。

年末年始のお休みは31日〜1月4日です。また6日(土)も臨時休業いたします。

ところで、子どもが冬休みに入ってすぐにインフルエンザにかかってしまいました…。

急に40度近くまで熱が出てビックリして受診したらインフルエンザA型でした。まだ周りでは流行の話もなかったのでビックリ‼️

タミフルが味がどうしても嫌だと言って飲まないので、生薬の牛黄(ごおう)と風邪薬を合わせたものを飲ませて様子見でした。

それで翌日には熱が下がったものの数日は元気も食欲もなくて部屋でゴロゴロ。その間、ネコのナツメがずっと添い寝してくれていました。

<<< 漢方薬でもインフルエンザには対応できそうです。 新薬が飲めない方は一度ご相談下さい。また牛黄は新薬とも併用もできます。解熱作用や元気をつける気つけ薬のような働きもあります。 また風邪で心が弱った時はネコが励ましてくれます^_^ 皆さま、どうぞお元気によいお年をお迎えください。

2017.12.18 お母さん

ウチには猫が3匹います。

最初のネコがウチに来たのは今から12年前の12月、ちょうど今頃でした。

その頃はまだ子どもも居なくて悩みながら不妊治療を続いている頃でした。

それまでも犬や猫を飼ってみたいな、という願望はありましたが子どもが産まれて落ち着いてから、と漠然と思っていました。

でも、不妊治療もなかなかうまくいかないし、本当に子どもが持てるかもわからない!とある日思い直し、ネコを飼いたいと思うようになりました。

すると不思議なことにネコを飼う!と決めた数日後にお客様が偶然、子猫が産まれたんだけどもらってくれませんか?と店に連れてきてくれたのです。ホントにビックリしました。最後に残った1匹だったそうです。

そのネコが今年12歳になったギンナンです。ネコが来てからは不妊治療の悩みが気持ちの上で劇的に半減し、もう子供がこれからいなくてもいいや、と思えるほど気持ちが楽になりました。

それくらい子猫の可愛らしさに魅了されたのです。それからは『ほら、お父さんが遊んでくれるよ』とか『お母さんがご飯くれるよ』とか自然にいつのまにかネコのお父さんやお母さんになっていきました。

普段接する事のなかった小さい生き物に、母性や父性が目覚めた気がします。外で出会う小さい生き物や赤ちゃんに自然に話しかけられるようになったのもネコが来てからです。

今思えば、ネコが私達が親になる準備をしてくれたのだと思います。

今では猫好きが高じて3匹もいます。最初のネコが来てから数年後には二人の子どもにも恵まれました。ネコにはホントに苦しい時にいつも助けられて、感謝してもしきれません。

動物には不思議な力がありますね。

2017.12.05 年齢を感じたら・・・更年期の漢方薬

先週のあさイチ(NHK)で男性更年期の特集を見ました。その中でうつ病と似た症状や男性機能の低下、疲労感など様々な症状があると紹介されていました。

更年期と言えば、一般的には女性特有の症状と思われがちですが男性にも症状が現れる方が多いようです。番組で紹介されていた方は柴胡加竜骨牡蠣湯(サイコカリュウコツボレイトウ)という漢方薬の処方と食事や運動に気を付けることでかなり症状がよくなってきたようでした。

このほかにも漢方薬には男女問わず更年期によく効くものが沢山あります。柴胡加竜骨牡蠣湯はどちらかと言えば体力がある方に使う処方です。疲労感や精神的なストレスがあるときや血圧の高めの方、また胸苦しさを感じることがある・・・などの方によく効きます。

反対に体力があまりない、冷えやすい、夜中によくトイレに起きるようになった、口や目が渇くなど体にうるおいが無くなってきた・・・(女性であれば生理不順が起こってきた、出血量が減ってきた・・・など)が気になるような方には八味地黄丸(ハチミジオウガン)がおすすめ。簡単に言うと体のエネルギーを補うような薬で更年期にか限らず妊活中の方や高齢の方の骨折予防、腰痛、お腹に力が入らない・・・など様々な症状によく効きます。

イライラや不安感など精神症状の強い方には牛黄清心元や温胆湯(ウンタントウ)、半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)、松節製剤、田七人参製剤などもおすすめです。

男女ともに更年期にはホルモン補充が有効な時もありますが、中にはホルモン剤の効かない方や合わない方もいます。そんな時には漢方薬という選択もあります。これって病院の何科に行けばいいの?とか病院では異常なしと言われた・・・という症状の時などにはぜひ一度ご相談ください。

もちろん番組でも紹介されていましたが日頃の食事や運動習慣もとても有効です。日々の暮らしの見直しも大事な治療のひとつですね。 昨日、この冬最初のネコ団子ができました^_^

2017.12.02 最後の紅葉

11月30日に東海地方の紅葉の名所、香嵐渓(コウランケイ)に行ってきました。さすがにもみじ祭りの最終日ということもあり、人出も渋滞も一段落していてっくり散策することが出来ました。

毎年、豊田市の蓬莱泉(ほうらいせん)という酒蔵で空(くう)というお酒を頼んでいます。というか10年以上前に一度わざわざ酒蔵まで出向いて予約したところ、それ以来ずっと継続していて毎年この季節に酒蔵まで取り行くのが恒例となってしまいました。取りに行くと「来年も継続でよろしいですか?」と聞かれるので、つい「はい!」と言ってしまうのです。ついでに量り売りの生酒まで必ず買ってしまいます。

その蓬莱泉に行く途中に香嵐渓があるのです。お酒を取りに行く時期になるともう紅葉か・・・、年末か・・・という気になります。年々1年が過ぎるのが早く感じるようになりました。昔、母やおばたちが「年を取ると月日が経つのが早く感じるようになるもんだ・・・」といっていたのをつくづく実感します。

もう12月になりました。年末hは30日(土)まで通常営業します。風邪も流行っていますし、12月は寒くなるようです。冷えや風邪薬のご相談も承っています。あ、あとこの季節の二日酔いの回復を助けたり、肝臓をいたわる漢方などもいろいろあります。ぜひご相談くださいね。

2017.11.21 秋の京都へ

19日は早朝に出発して京都へ出かけてきました。12月並みの冷え込みでもう冬もそこまで来たな~という感じです。京都へ行くのはもう数年ぶりで(5年くらい?)で紅葉への期待も高まります。

最初は京都駅近くの東寺で仏像を堪能。それから伏見稲荷へ移動しました。

最近はSNSなどの影響なのか外国人観光客も含め観光客が激増しているというニュースは見たことがありましたが、本当にすごい人でびっくりです。千本鳥居は渋滞が出来ており、思うようには進めません。もう少し上まで・・・と思いましたがあまりの人混みに断念しました。

でも確かに独特の雰囲気で写真映えする場所ではあります。以前よりもお土産屋さんや屋台も多くなっていてとても活気があり初詣?!と思うような人出でした。

そこから再び京阪電車で京都の町中へ移動。次は南禅寺と永観堂を目指します。南禅寺までは道路も渋滞で歩く人も多く、さすが秋の京都!という感じです。人の切れ目を狙って写真を撮ります。

この写真の南禅寺の門は上ることもできるのですが、下から見るとギッチリ大勢の人がいるのがみえます。ここは遠目に眺めて登るのは断念します。

南禅寺を通り抜けて永観堂を目指します。が、そこまでの道もまるで繁華街?と思うようなすごい人。人波に乗って永観堂へ。

境内に入ってもなかなか進まず、どうやら拝観券を買うために行列ができているようでした。せっかくここまで来たので15分ほど並んで券を購入。でも中に入ってみると、こんなに混んでいる理由がわかりました。

時折雨が降ったり、かと思えば日が照ったりと不安定な天気でしたが、日が差すとこんなにもみじが本当に綺麗でびっくりです。まだ葉も多く残っていて紅葉を見るには最高のタイミングだったようです。

永観堂には見返り阿弥陀様という小ぶりの美しい仏像をお参りすることもできて、仏像好きな方にも満足のできるお寺です。

朝からよく歩いて1日京都の紅葉と仏様を満喫できました。たまには遠くまで足を延ばしてみるのもよいですね。

2017.11.17 手足の冷えによく効く漢方薬

名古屋は昨日の朝からぐっと冷え込み週末から来週にかけて12月並みの気温だそうです。

冷え込んでくると気になるのが体の冷えです。特に手先、足の先の冷えに悩む方も多いようです。ひどくなるとしもやけのできることもあります。

こんな時には漢方薬がおすすめです。よく漢方薬は長く飲まないと効かないよね~という話を聞きますがそれは症状によりけり。慢性病であれば長く飲まなければいけない場合も確かにあります。

しかし、風邪や冷え症には即効性もあります。寒くなるこの時期出番が多くなるのが当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)です。舌を噛みそうな長い名前の処方ですが、この煎じ薬を飲むとすぐに体がホカホカと温まり、手足の先までジーンと温かさが広がっていくのがわかります。

煎じ薬ほどの即効性は少し弱まるものの、粉薬をお湯に溶かして服用しても結構温まります。軽いしもやけであれば数日で治りますし、寒い夜の風呂上りや寝る前に服用しておくと足も冷えずに気持ちよく布団に入って眠ることが出来ます。

1日3回しっかり飲まなくても、寝る前だけとか足が冷えるな~というときにとんぷく的に服用することもおすすめです。ただし、婦人病などが気になる方は少し長く服用していくと生理痛の解消や妊娠しやすくなるといった女性に嬉しい作用もあります。

冷えの質や体質、体調によって冷え症に使う漢方薬はいろいろあります。これからの季節、ぜひ冷えの気になる方はぜひご相談ください。

漢方のかわい薬局HP

名古屋市中村区大秋町3-51 電話 052-471-3774