Category Archives: 漢方の世界・生薬の世界

2017.11.17 手足の冷えによく効く漢方薬

名古屋は昨日の朝からぐっと冷え込み週末から来週にかけて12月並みの気温だそうです。

冷え込んでくると気になるのが体の冷えです。特に手先、足の先の冷えに悩む方も多いようです。ひどくなるとしもやけのできることもあります。

こんな時には漢方薬がおすすめです。よく漢方薬は長く飲まないと効かないよね~という話を聞きますがそれは症状によりけり。慢性病であれば長く飲まなければいけない場合も確かにあります。

しかし、風邪や冷え症には即効性もあります。寒くなるこの時期出番が多くなるのが当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)です。舌を噛みそうな長い名前の処方ですが、この煎じ薬を飲むとすぐに体がホカホカと温まり、手足の先までジーンと温かさが広がっていくのがわかります。

煎じ薬ほどの即効性は少し弱まるものの、粉薬をお湯に溶かして服用しても結構温まります。軽いしもやけであれば数日で治りますし、寒い夜の風呂上りや寝る前に服用しておくと足も冷えずに気持ちよく布団に入って眠ることが出来ます。

1日3回しっかり飲まなくても、寝る前だけとか足が冷えるな~というときにとんぷく的に服用することもおすすめです。ただし、婦人病などが気になる方は少し長く服用していくと生理痛の解消や妊娠しやすくなるといった女性に嬉しい作用もあります。

冷えの質や体質、体調によって冷え症に使う漢方薬はいろいろあります。これからの季節、ぜひ冷えの気になる方はぜひご相談ください。

漢方のかわい薬局HP

名古屋市中村区大秋町3-51 電話 052-471-3774

2017.11.07 猫にもクマザサ

ウチには猫が3匹います。その中でも最年長が12歳のギンナン(オス)です。

ギンナンは昔から歯茎が弱いのか若いころから口臭が結構あり、5年ほど前には歯が根元から痛んだせいで抜歯までしています。歯石を取るために処置してもらったところ奥歯の根元がボロボロなので抜歯しかない、と言われたのです。

それまでも時々はクマザサエキスのササヘルスを与えていましたが、歯をなくしてしまったことは本当に残念でした。なぜもっと早く気付いてあげられなかったのか・・・、とその時激しく後悔しました。

それ以来欠かさず猫たちの日々の食事にクマザサエキスを混ぜて与えています。(ドライフードに少量のササヘルスを混ぜています)

抜歯後、回復してからは食事は通常通り摂れるようになりました。ただ相変わらず歯茎が弱いのは変わらないのか、他の2匹よりも口臭が気になる事があります。特にササヘルス数日与えなかったときはてきめんに匂いが強くなります。

ササヘルスのおかげか、ギンナンは5年前の抜歯後は歯周病も口内炎もないようで食事がとりにくいことは一度もありません。ササヘルスを飲ませていると人でもネコでも歯茎のトラブルがおさまった、とか口臭が消えたとか、口内炎のせいで食欲のなかった猫が食べるようになったという話はお客様からもよく聞きます。

口腔内のトラブルは万病の元、とも言われます。歯や歯茎が健康で食事が美味しくきちんと摂れることが健康で長寿につながるのかもしれません。気になる方はぜひお試しください。

漢方のかわい薬局HP

名古屋市中村区大秋町3-51 電話 052-471-3774

2017.10.23 新商品のご紹介

体のだるさ、どうき、冷え、不眠、抜け毛、肌荒れ・・・こんなお悩みはありませんか?女性に多くみられる血液不足が原因の一つかもしれません。

病気と言うほどではなくても血液不足の女性は多いもの。特に生理のある年齢や高齢になって食事が細くなってきた方など、しっかり食事をとっているように思えても鉄分不足になりやすくなります。

うつや不眠、認知症なども血液不足から循環が悪くなり症状が進むこともあります。大病後や手術後なども体力が消耗して血液不足になりがちです。血液不足には何と言っても毎日の食事でしっかりとタンパク質や色の濃い野菜を取ることが大切。

漢方の中にも血を増やす働きのある生薬の入った血虚に対処する処方がいろいろあります。漢方の生薬にも使われている棗(なつめ)と阿膠(あきょう)は血を増やす生薬の代表。

この棗の中でも特に品質の良い黒棗を特殊な製法で糖分を抜いて濃縮したものとロバの皮から摂取したコラーゲンを豊富に含む加工食品が棗参宝(ソウジンホウ)です。毎日の食事だけではなかなか補えない豊富な栄養成分が毎日をもっと元気に過ごせるように助けになります。美容にもお勧めです。

毎日の食事の気になるご高齢の方にもおすすめです。1日3~9粒を目安にお召し上がりください。100粒・・・4700円(税抜)です。

詳しくはお気軽にお問い合わせください。

 

 

2017.10.03 カゼにご注意!

10月に入り、朝晩は気温がぐっと下がるようになりました。過ごしやすい季節ではありますが気温差が大きく風邪をひく人が多くなっています。昼間は汗をかくほど暑いのに夕方は急速に冷えてくるなど体がバランスを崩しやすい時なのです。

風邪には何と言っても漢方薬がおすすめです。まずは初期対応が肝心。漢方のかわい薬局で一番人気(?)の風邪薬は十神湯(ジュッシントウ)です。風邪の初期に良く使われる葛根湯に似ている処方ですがさらに胃腸に優しく体を温める生薬がプラスされておりどなたでも飲みやすい漢方薬です。

早めに飲んでおくと翌朝にはもうすっきり。胃腸の弱い方や授乳中の方も安心して服用していただけると好評です。熱いお湯で服用するとより効果的。ぜひ初期のうちに飲んで早めに治しましょう。

ただし、十神湯はあくまで風邪の初期に使うお薬。初期症状が過ぎたら別の処方がおすすめです。

胃腸がちょっとおかしいな・・・?というときには柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)。寒気がする・・・というときは麻黄細辛附子湯(マオウサイシンブシトウ)。熱もあるかも・・・というときには柴葛解黄肌湯(サイカツゲキトウ)・・・というように風邪の症状に応じて沢山の処方があるのが漢方薬の面白い所です。

胃腸が弱くてなかなか合う薬が無いとか咳が長引いてちっとも治らない・・・など、それぞれの症状に応じて風邪薬をお作りいたします。ぜひご相談ください。とにかく風邪をひいたときは早めの十神湯。そして食事は控えめにして早めにしっかり寝ることが大切です。ますます気温も下がってきますので、皆様どうぞお気を付け下さい。

2017.09.19 季節の変わり目の不調に・・・牛黄清心元

朝晩はめっきり過ごしやすくなり、秋を感じる季節となりました。しかし日中はまだ30度近くの暑さになったり、日によっての気温変動も大きく体調を崩す人も多くなります。

眠れない、不安感、めまい、肩こり、動悸、疲れが取れない・・・など、症状は人によって様々。気温変動についていけず風邪をひく人も多くなります。

そんな時には牛黄清心元がおすすめ。金色の2センチ弱の大きめの丸剤です。キャラメルのような柔らかさでその方の体格や症状によって4分の1~16分の1に切って服用します。

夜なかなか良い睡眠がとれない方ならば、寝る前に8分の1丸。ぐっすり眠れて目覚めもすっきりとします。

また長時間の運動や仕事、運転など集中力を持続しなければならない時に強い味方です。そんな時は少し多めに4分の1丸。

季節の変わり目で疲れが取れない、何となく気分が落ち着かない、疲れやすい・・・、そんな時は8分の1丸を朝晩1つずづ。独特の生薬の香りで気分も落ち着きます。

使い方は人それぞれ。飲み始めて血圧が安定してきたという方や疲れにくくなったという声も多いです。ちょっと変わった使い方としてはマラソンの前と途中に服用しておくと後半バテにくくなる、という使い方もあります。

いつも鞄に入れておいて、ちょっと頑張らなくてはいけない時に使える栄養ドリンク的な漢方薬です。貴重な牛黄(ゴオウ)をはじめ20種類以上の生薬配合で西洋薬とはまた違った効き目をあらわす素晴らしいものです。最近何だか調子がよくない・・・、そんな時はぜひ一度お試しください。

牛黄清心元1丸・・・3300円(税抜)です。

2017.7.04 フコキサンチンの可能性

先日の朝のNHKニュースおはよう日本でも紹介していたアカモクなどの海藻からとれる希少成分のフコキサンチン。その中で糖尿の改善とダイエット「1日当たり2.5gを150日間摂取したところ、平均で体重7キロ減」という報告があり、改めていろいろな可能性を感じたフコキサンチン。

当店でも昨年からフコキサンチン製剤を取り扱っており、使ったお客様からはいろいろな分野でも良い効果が報告されていて、やはり良いものなんだ!認知されつつあるんだ!!と嬉しくなりました。

フコキサンチンの代表的な作用は強力な抗酸化作用(若返り)、抗炎症作用、血管新生の抑制・・・など多岐にわたります。これに加えてニュースでもあった脂肪代謝の促進や生活習慣病の予防作用など可能性は広がっています。癌治療の助けになった・・・と言われる方も多いのです。

なかなかよくならない、なにかいい方法は無いか・・・?とお悩みの方ぜひ一度試す価値のあるものです。

ちなみに私はランニング中に足を痛め、あれこれ試してもなかなか膝の痛みが治らず困っていた時にダメもとで数日このフコキサンチンを服用したところ、痛みががぴたりとおさまり大会出場に間に合いました。

自分でも偶然・・・!?と半信半疑でしたが抗炎症作用のおかげでしょうか。今となってはわかりませんが最後の一手として試す価値のあるものなのです。

 

2017.3.14 ナゴヤウィメンズマラソン完走!

12日はウィメンナゴヤウィメンズマラソンでした。

私(妻)はランナーとして、昨年に続き参加しました。


スタート前はこんな感じで、多くの女性が今か今かと待っているところ。今年は2万人近くの女性が走るそうで、見ているだけで華やかでウキウキします。

マラソン完走の為に、まずはここで牛黄清心元を4分の1ガン服用してスタートに備えます。

風もなく穏やかな日でしたが、気温はやや高めで、こまめに給水もとりました。途中レンコンチップスやういろう、八丁味噌かりんとうなどご当地ならではの給食もでました。(途中では色々写真を撮る余裕もありません…)

大分バテてきたハーフ地点を過ぎた頃に牛黄清心元をさらに4分の1ガン服用。何とか後半もがんばれる気になります^_^

35キロを過ぎる頃には、一体私は何でこんな事をやってるんだろ?とか、周りの人たちを見て皆んなも何でこんなに疲れる事をするんだろ?など思考がマイナスに…。

でも何とか4時間44分程で無事ゴール。昨年よりも少し遅くなりましたが。

ティファニーも無事ゲットし、おみやげを色々もらって大満足でした。


(今年のティファニー。ムスメがつけてみた。)

不思議な事にゴールしてしまうと、また来年も出ようかな〜⁈と思ってしまうのがマラソンの魅力かもしれません。何とも言えない、普段はまず経験できない特別な疲労感です。

暑さのせいもあったのか、途中足がつっている人も多く見ました。足のけいれんが気になる人には牛黄清心元と共に芍薬甘草ゼリーがオススメ。

マラソンのお供にぜひオススメのサプリです!

2017.2.14 花粉症の季節到来!

連発するくしゃみ、いつの間にか垂れてくる鼻水、洗いたいくらいの目のかゆみ、集中力の低下する鼻づまり・・・、バレンタインデーを過ぎるあたりから憂鬱な花粉症に悩まされる方が徐々に増えてきます。

そんな方に朗報!漢方の鼻炎薬がこれらの花粉症の症状をぐっと楽にしてくれます。漢方薬は長期間のまないと効果が出ない、と思っていませんか?症状に応じた漢方薬を適切に服用すると実に早く症状が楽になるんです。

当店でももっと早くに漢方薬を飲んでいればよかった・・・、という方も増えています。何と言っても漢方薬の良い所は眠くなる成分が無い、タイプに応じて処方がある、口が渇かない、長期間服用しても安心(適切な処方を選べば)、などなどメリットが一杯!

1日分(400円)からでも試すことが出来ます。ぜひご相談ください。

また日常生活にも気を付ける点があります。花粉症も炎症の一種。症状のひどい時は甘いものや炭水化物を控える、体を冷やす冷たいものの摂取を控える、しっかり睡眠をとる・・・、など少し気を付けるだけでもだいぶ楽になります。ぜひ春に向かうこの季節をさわやかに快適に過ごしましょう!

2016.12.05 季節のお薬・・・牛黄清心元(ゴオウセイシンゲン)

今年も残すところあと1か月となりました。体も疲れるし、何となく気持ちも焦る・・・、師走らしいといえばそうなのですが忙しい時だからこそ元気にミスなく過ごしたいものですね。

この季節になると漢方のかわい薬局では牛黄清心元の消費量がぐっと増えます。(売り上げも家庭内でも)風邪をひいたら風邪薬とともに清心元。清心元をのめば体も楽になり熱も下がります。大掃除や残業で疲れても、徹夜で仕事をしても、長距離運転にも、今が追い込みの受験勉強にも牛黄清心元があれば大丈夫。

とにかく元気を継続させたいときにはオススメです。疲れているときほどその効き目がよくわかります。忙しいからと言って無理は禁物ですがどうしても休めない・・・、時間を有意義に使いたい・・・!、そんな人にはぜひお勧めしたい牛黄清心元です。

13日の日曜日に岐阜県の揖斐川町で開催されたいびがわマラソン( フル)に夫婦で出場しました。

2016-11-13ibigawa

私(妻)は33キロ地点の関門に引っかかり完走は出来ませんでしたが、夫は無事4時間14分で完走できました。マラソンにはやはりしっかりとした準備が必要だと痛感します・・・。

漢方薬の中にもマラソンに役立つものがいくつかあります。まずは走る30分ほど前には牛黄清心元を4分の1カットを服用。清心元には全身の気や血液の流れをよくする働きがあり、服用しておくと走り出してからの呼吸がぐっと楽になります。また昨年は足のつりに悩まされたこともあり芍薬甘草湯ゼリーも服用。

これをハーフ地点でも服用しておくと足のつりはぐっと楽になりますというか今年は起こしませんでした。またハーフ地点でも清心元の服用も後半の頑張りに大いに役立ちます。

いずれにしても楽にフルマラソンを走れるようになるものなどはもちろんありませんが、助けになるものはいろいろあります。普段のトレーニングの疲労回復や清心元や芍薬甘草湯などの本番にも役立つもの、またマラソン後の回復を助ける漢方薬などいろいろつかえるものがあります。

マラソンにも漢方薬を取り入れてみたい!興味がある!少しでも楽に走りたい!という方はぜひ一度ご相談ください。もちろん一番大事なのは日々のトレーニングと食事や健康管理ではありますが・・・(笑)。