玄関の百合が咲いた。
立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花。
背丈が私の背ほどにある。
百合の根は漢方生薬でもある。
鼻や喉に潤いをもたらし清熱する働きがある。
それだけでなく頭をスッキリさせる働きもある。
根っこの力がしゃんと伸びた百合の花に行き渡るように。
なんとなくイメージ通りの働きの百合の根。
漢方薬の材料は普段の生活の中の草根木皮にある。
匂いや部位や色でだいたいの働きがわかる。
人間だって同じことが言える。
その人の本音の部分が佇まいに現れる。
ただ唯一違うのが人間は変化する。
面白いもので性格が変わると体質も変わる。
体質が変わると性格も変わる。
私も百合のように凛とした佇まいでいたい。