補腎とは何か?
現代医学で使うところの腎と東洋医学で考える腎とは少しニュアンスが違うのです。
晩婚化や女性の社会進出に伴い、出産年齢が上がっています。
勿論、年齢とともに孕妊力は低下していくのは致し方ありません。
そこで大切になってくることが補腎といった考えです。
人間にはもって生まれた先天の本と食べ物(穀気)や呼吸(精気)によって得られる後天の本があります。
腎の力が先天の本なのです。
もって生まれたものを補うってどういうこと?と思われるかもしれません。
簡単に言うと腎を補うとは、老化を遅らせることです。
老化とは髄液や津液の不足ですから、それらを補い温め、流せば老化を遅らせることが出来るのです。
補腎とは視床下部⇒能下垂体⇒性ホルモンといった流れをスムーズにさせる事です。
漢方薬にはそんな働きをする物がたくさんあります。
淫羊蕾(インヨウカク)や杜仲、クコ、鹿茸、トシシなどを使うと補腎効果が高まるのです。
これがうちの庭で咲いた淫羊蕾です。
そして、本当に腎を補うことが、実はあるのです。
それは、ご先祖様に感謝し敬う事と、神様に感謝し敬う事です。
そして、自然の理に背かない生活を心がけることです。
ご先祖様から受け継がれた力、神が作った人間の根源それが腎気そのものなのです。