厚生労働省は2015年4月の食事摂取基準のコレステロールの目標値を撤廃する方向です。
目標値を設定することに科学的根拠を見いだせないため・・・とのこと。
簡単に言えば「コレステロールはある程度、必要なものです」と言う事。
60兆個の細胞膜の材料でありホルモンの材料であり胆汁の材料であるのです。
- LDLが善玉コレステロール(体が必要とする組織に運ばれるコレステロール)
- HDLが悪玉コレステロール(細胞の余分なコレステロールを肝臓に戻す)
と言われますが、コレステロールに善も悪もありません。どちらも必要です。
ただ、コレステロールが余分にあると血管壁に付着して動脈硬化や動脈狭窄を起こすのは事実。
コレステロールは食事から入って来るものより肝臓で合成されるもののほうが多いのです。
脂肪やたんぱく質より、糖質、炭水化物がコレステロールを上げますよ!と言う事です。
そして何が一番重要かと言うと、コレステロールが酸化すること。
ストレスや喫煙、アルコールの過剰摂取がコレステロールを酸化しますよ!と言う事です。
焼肉を食べても大丈夫ですよ!と言う事です。(でも、野菜⇒野菜⇒肉⇒野菜⇒肉⇒野菜ですよ)
そしてここからがとても重要!
コレステロールを下げるために使われているスタンチン製剤
クレストール・メバロチン・リバロ・リピトールなど・・・
コレステロールは分解しますが、コレステロールでできている細胞膜も分解しますよ!
動脈硬化の予防に飲んでいたコレステロールを下げるお薬が・・・
「血管をボロボロにするお薬なのです!」