「赤ちゃんが欲しい!」
その願いが叶った後にもれなく付いてくるのが「子育て」
我が家も只今子育て真っ只中!(三歳・五歳)
そんな折、一冊の本に出会いました・・・「ルポ生ませない社会」小林美希・河出書房新書
読んでいるとかなり滅入る内容です。
核家族化したことによる「子育て」が「孤育て」になっている事。
周産期医療現場やNICUの過酷な現状。
妊娠・出産による女性の離職。
女性の晩婚化による高齢出産の問題。
子育てするには本当に大変な時代です。
保育園の待機児童の問題を見ても改善されていません。
文部科学省管轄の幼稚園、厚生労働省管轄の保育園も縦割り行政ではなかなか良い知恵は得られません。政治は票で動きます。高齢者の補助が若い女性への補助より手厚いのは仕方ありません。そんな中で次の世代を担う人材(赤ちゃん)を正しく育てることをもっと真剣に考えないといけないと実感させられます。
「お父さんが育児をどう手伝う」とか「イクメン」とか次元の低い話題が出てくることが問題なのです。
「私達の子供」であり「日本の子供」であり「地球の子供」なのです。
折角の財産である「子供」をどう育てるか、を本当に考える時が来ています。
愛情を注がれて育った子供はきっと愛情がこもった職場を築きます。
愛情を注がれて育った子供はきっと愛情がこもった政治を行います。
愛情を注がれて育った子供はきっと隣人に愛情を注ぎます。
もう一度今の現状を見て考え直す意味でもいろいろな人に読んでいただきたい一冊です。