女性の社会進出や晩婚化によって結婚年齢が高くなっています。
そこで最近問題になっているのが「卵子の老化」
実際、年齢とともに、妊娠率が低下しているのは事実です。
病院で不妊治療を始める時期も35歳を過ぎている割合が多いのも事実です。
体外受精による出産の場合35歳で15%、40歳で7.7%(13人に1人)です。
その反面、NHKが実施したアンケートによると、40歳以上でも妊娠できると思っている人72%。
このギャップに驚きを隠さずにはいられません。
ところで卵子の老化とはなんでしょうか?
ひとつは、卵子が成長・授精・着床するためのエネルギーの不足です。
もう一つは、活性酸素によって卵子が傷つくことです。
今現代の通説ではこの働きをするのが、ミトコンドリアだということです。
このミトコンドリア活性を高める事を漢方的に考えると腎陽虚の改善と補気です。
活性酸素の除去はスカベンジャーの活性です。(抗酸化作用とも言います)
この二つを目標にして少しでも高齢な人の妊娠率を高めることが漢方をはじめ自然薬の役割のような気がします。欲しい願う強い心と、すべてを受け入れる柳のような心を持って対処すれば、きっと良い結果が出てくるような気がします。