Category Archives: 漢方の世界・生薬の世界

節分 R3・2・2

124年ぶりの2月2日の節分だそうだ。

どうしてかは知らないが、節分を過ぎれば春が来る。

春(陰陽五行の木)は芽吹きの時期。

金剋木(金属の鋸が木を伐採する)

だから金の力を弱め春が訪れやすくする。

日本は冬の象徴である柊に鰯の頭を磔けた。

中国では金畜として犬の頭を磔けた。

そして鬼門を開く為鬼を追い出すこととした。

それが豆まき。

鬼門は丑寅の方角。

牛の角と虎のパンツを履かせたものが鬼。

簡単に言えば「そろそろ春の準備をしなさいよ」という事。

でもまだまだ寒い日が続く。

しっかり着込んで、風邪ひかないように過ごしたい。

ただスーパーに行けば旬のものがボチボチ出回っている。

まずは食事から少しずつ春を感じたいものだ。

今日は肉じゃが(新じゃがを使って)と菜の花のお浸しにしよう。

あたかも伝統であるかのように「装われた」恵方巻は食べない。

海苔屋や寿司屋が企みスーパーが商業ベースに乗せたもの。

それが「恵方巻き」

でも海鮮恵方巻きは少しは木剋金になっているのだが・・・

春の準備は食からゆっくりと・・・

漢方のかわい薬局電話052-471-3774

人間はゴム毬のよう R3・1・30

時々やって来る寒波。

うっすら雪が積もった朝。

一月が早くも終わろうとしています。

そろそろエンジンがかかってきた時期でもあります。

今年の目標はぼんやりと霞のような状態。

考えたのは「バランス」

何かが強く出れば何かが弱まる。

何かが冷えれば何かが温まる。

強いところを抑える。

弱いところを補う。

陰と陽の関係を今一度見直して養生に生かす。

これが今年の目標。

暗い夜に小さな灯りが輝くように。

明るい太陽の元の影のように。

何かと何かは補い合い。

何かと何かはは反発し合い。

何かが何かを生み出す。

何かが何かを破壊する。

相生相克は五臓六腑だけで起こしてい訳ではない。

精神症状でも同じように起こしている。

喜怒哀楽も同じように関係している。

悲しいくらいの青空。

曇天の中で感じる穏やかな気持ち。

どこかを補うとか瀉すのではない。

自由に出たり戻ったりが出来るカラダと心。

そんな事ができるのが人間。

人間はもとより完璧に出来ている。

だから足さなくても引かなくてもいいという考え

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DM2月号が完成 R3・1・26

お正月だと騒いでいたらあっという間に1月も終わり。

2月のDMがやっと出来あがりました。

何十年も続く月一のDM製作。

何事も継続が大切。

伝えたいのは・・・

かけがえのない自分を愛おしむ心。

その自分を深く見つめる目。

人間は生まれた瞬間から死に向かっている。

もちろんそんな事を考えて生活する必要はない。

死や老化に抗う生き方をする?

それとも全てを受け入れそのうえでより良く生きる?

Anti Aging?

それともwith Get older?

「若く見える」もそれはそれで大切なこと。

でももっと大切な事は「ウキウキする心」と「好奇心」

もっと経験値を大切にしたい。

そして今以上に胆力を磨きたい。

それには沸き出る生命力を大切に使いたい。

生命力とはすなわち腎力。

漢方の世界では腎力がゼロになった時を「死」という。

「若い」のと「若く見える」のとは違う。

抗う生き方が過ぎれば疲れてしまう。

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冬の養生 R3・1・19

今日も厳しい冬型の気圧配置。

もうすぐ大寒だから当然。

一年で一番寒い時期。

風邪をひかないよう暖かくして過ごそう。

何せ、熱でも出ようものなら自宅待機。

今の時期本来ならば風邪のお客さんが多いもの。

しかし今年は本当に少ない。

マスク、手洗い、自粛で十分予防しているのだろう。

娘の通っている小学校でも今年はインフルゼロとのこと。

「いまだかつて経験がない」と養護の先生が話していた。

自分の健康は自分で守る。

冬の養生は何と言っても食事。

カラダが暖かくなる食事を心掛けよう。

日本人はなんといっても「味噌スープ」

具沢山の根菜類。

生姜をたっぷり入れて。

お肉は・・・温めるなら断然羊肉。

漢方にも「当帰生姜羊肉湯」といった言った処方があるくらい。

でもスーパーにはなかなか羊肉が売っていないのが残念。

仕方がないので今日の夜は豚汁。

そして十分な睡眠。

「変だな」と思ったら温かいスープを一口飲んで寝るに限る。

冬は頑張ると頑張れなくなる。頑張らないと頑張れる。

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枯れのお薬、鹿茸 R3・1・8

外出自粛やリモートにより活動量が減っています。

さらにいつでもどこでも間食。

肥満や糖尿病のリスクが高まっています。

もちろん定期的に運動をする事が一番。

代謝をあげる事ができれば更にGood 。

アクビチンEがいいらしい。

このアクビチンEは肝臓から分泌されるタンパク質。

脂肪を分解する褐色細胞やベージュ細胞を活性化するという。

でもってアクビチンEを活性化するものに「鹿茸」がある。

「鹿茸」は鹿の角。

冷え性で代謝が・・・そんな人に鹿茸が効果的。

また年齢とともに枯れるのが人間。

枯れを感じた人に使うとこれがまた効くのです。

代謝の衰えた人によく効く鹿茸

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寒む! R2・12・14

ようやく寒波がやって来た。

こうなると布団から出るのが一苦労。

心の中で「エイヤッ!」と号令をかける。

そんな中寒くないのかマヌール猫は元気一杯。

我が家にも四匹の猫がいるがみんな寒そう。

人も猫も甘やかされているので暑さ寒さに弱い。

寒さに身体が慣れるまで動きが悪い。

そんな時にやって来るお客さんは「冷え性」が多い。

意外に多いのが男性の冷え性の相談。

かく言う私も「冷え性」

カラダの芯でなく末端の冷え性。

そんな時に私が飲んでいる漢方がある。

当帰四逆加呉茱萸生姜湯。

これ漢方の中では一番長い名前ではないだろうか。

これをベースに色々組み合わせて使うことが多い。

この時期だけ漢方を飲まれる人も多い。

鼻炎と霜焼けの相談は季節を感じます。

今日も霜焼け相談やってます。

足のマッサージが霜焼け改善の一番の効果。

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風邪対策 R2・12・8

少し冬型の気圧配置。

北風も吹いています。

そろそろ風邪引さんも出てくる頃。

今年は風邪の症状が出ると「ワ〜」となりそう。

まずはPCR検査から始まるのかな?

直接病院や薬局に来る人もいそう。

さて当店として対応ははどうしようか?

まずは換気だけでもしっかりしとかないと。

そしてなんといってもマスク。

それでも充分ではない。

人を見て病を見ず。

漢方の教えです。

漢方で仕事をして生活してきた自負があります。

もちろんしっかり対応します。

「風邪の症状お断り」とは打ち出せません。

まずは自分の健康管理をいつも以上にします。

生活習慣が体調管理に直結します。

今年はいつも以上に「しっかり栄養」「しっかり睡眠」ですね。

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スーパー生姜湯 R2・12・2

12月に突入。

朝晩の気温が下がってきた。

こんな時は「生姜湯」がいい。

カラダがポカポカ温まる。

売っている生姜湯ではちょっと物足りない。

そんな時は自分で作っちゃえばいい。

名付けて「スーパー生姜湯」

作り方は簡単。

生姜湯を半分(甘過ぎるから半分で十分)

それに生姜末を0.3g入れてお湯を注ぐ。

ピリッとした刺激のある生姜湯の出来上がり。

これはカラダを温めるだけではない。

ビールや冷たいものが好きな人には特にいい。

胃が温まる。

ものすごくお腹が空くのです。

ということはダメな人もいる。

胃に炎症や熱を持っているタイプ。

どんなものにも万人に良いものなんて無い。

ま、それを見極めて指導できるのがプロなんだけど。

カラダの芯を温めるのはまずは「胃」を温める。

「胃」が温まれば「腎」を冷やさなくて済む。

それを相剋の関係という。

にはリースナブルな生姜末を有効に使うといい。

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全集中の呼吸 R2・11・30

今日で11月も最後。

明日から師走。

どんな年末年始になるんだろうか?

忘年会は?

帰省は?

初詣は?

これからの気忙しい時期を乗り切る。

その為にも「全集中の呼吸」

呼吸といえば「肺」

肺の働きは「宣発」と「粛降」

簡単に言えば血液以外のものを循環させる働き。

肺の働きは酸素と二酸化炭素の交換だけではない。

カラダを防御する働きもある。

食べ物からのエネルギーを全身に回す働きもある。

鬼滅の刃に出てくる「水の呼吸」がある。

これが「腎」の呼吸に他ならない。

漢方では吸う息は肺が受け持つ。

吐く息は腎が受け持つとも言われる。

作者は漢方の勉強をしているのだろうか?

「全集中の呼吸」とは・・・

吸う時は眼に見えないエネルギーを全身に循環させるイメージ。

吐く時は要らなくなった濁気を捨てるイメージで。

気が付いたら「全集中」で呼吸をしてみて。

呼吸が邪からカラダを守るのです。

何気なく食べてないのに、何気なく吸っている。

漢方のかわい薬局電052-471-3774

冬は腎を守れ! R2・11・28

昨日までの陽気と打って変わって寒い!

北風もビュービュー吹いている。

ようやく冬の気配が・・・

カラダも当然冬に備える。

人間の体の3代要素である気・血・水。

ベクトルは内に向かう。

これは人間の生命の源である腎を守る為。

腎には生命を維持するためチロチロ燃える龍火がある。

暗いカラダの深部で佇むエネルギー。

それに対して雷火というものがある。

これは肝が支配するエネルギー。

雷の様にスパークするエネルギー。

冬は龍火を守り雷火を無駄遣いしない時期。

生活習慣としては簡単な事です。

カラダを冷やさずに穏やかに生きる。

これが冬の過ごし方。

これを怠ると・・・

カラダの内部に速攻で邪気が入り込みます。

この邪気をコロナに置き換えれば・・・

とっても怖い事が起こりますよ!

カラダを冷やさない様に衣食住を今一度!

漢方のかわい薬局 電話 052-471-3774