Monthly Archives: 6月 2014

三つの坂!・・・6.30

今年も半分が過ぎました。
残り半年しかないと考えるか、あと半年もあると考えるか、あなた次第です。

土管坂

上の写真は土管坂です。(常滑焼が左右にちりばめられてある坂です)
人生には三つの坂があると言われます。(結婚式でおじさんがスピーチをする時に使うアレです)
上り坂、下り坂、まさか・・・。

写真の坂を上に向かえば上り坂、下に降りれば下り坂、どちらに行こうとあなた次第です。

偶然勃発する出来事を「まさか」といます。
そもそも人間として生まれたことが「まさか」だと思います。
その「まさか」の連続が日常です。日常は「まさか」の連続とも言えます。

でも「まさか」と感じたことはその人が呼び寄せた「必然」なのです。

波動って誰でも知っていますよね。
有機物も無機物もすべて波動を出しています。(というか波動でできています)
あなたの波動に合ったものが、寄ってきます。(人でも物でも)
周りを見渡してみると、あなたの立ち位置や心がわかってくると思います。

一番大切なことは、やはり「足るを知る」ということですね。
必要な人がやって来ます。必要な仕事がやって来ます。必要なお金がやって来ます。
すべて、あなたが引き寄せたものばかりです。
だから「まさか」なんて本当は無いのです。

 

 

人生はマラソンだ・・・6.27

目標(ゴール)に向かって走り続ける。
辛い時も、一歩づつ足を踏み出していれば、そのうちゴールに着く。
これは、人生もマラソンも同じことです。

でも本当はゴールなんてものは無いのです。
ゴールだと思ったら、そこはスタートなのです。
次の人生が始まるし、次のマラソンに向けてスタートに立つのです。

そんなことを感じさせてくれた映画に行ってきました。

人生はマラソンだ

タイトルも「人生はマラソンだ」です。
楽しく生きる事も、精一杯生きる事も同じくらい大切なことを描いたいい映画です。
とてもいい映画なので、オススメです。

健康もゴールなんてものはありません。
人間生を受けた時からスタートを切ったのです。
苦しい時も、悲しい時も、楽しみながら一歩づつ歩いていきましょう。

ゴールはこの世の修行が終わった時に必ずやって来ます。
来世があるのか無いのかは知りませんが、私達は「今」を生きているのです。

そんな映画を見てから、いつも通り、夜はランニングクラブに行ってきました。
この日は、ランニングな一日でした。

 

 

 

 

 

 

穏やかに・・・6.25

桔梗

名古屋はこのところ天気は良いのですが、蒸し暑いです。

都議会議員がセクハラ発言で、避難轟轟!

気候同様、なんだか胸苦しさを感じています。

言葉での発言、心の中の声、どちらも同じです。

人に言われて嫌なことは言わない。
人に思われたくない事は、自分も思わない。

でも難しいのは、「悪気のない人を傷つける言葉」
おそらく私も今まで、沢山の「悪気のない人を傷つける言葉」を投げてきた事でしょう。
その場で激しく怒りをぶつけられたこともありますが、今となってはそのほうがありがたいことです。

今、仕事で相談薬局をやっていると、言葉のやり取りの難しさを感じます。
人を不快にしてはいけない。
人を気分良くさせなければいけない。
人を後ろ向きにさせてはいけない。
人を前向きにさせなければいけない。

そのために大切なことは、人の話を最後まで聞く。
聞いた話の交通整理をして、もう一度投げかける。
自分の意見だけをストレートに言わない。
もし、言いたかったら「どう思う?」と投げかけるだけにしておく。

メールでも電話でも、直接の会話でも、基本同じことではないでしょうか。

相手を思いやった言葉を使い続ければ、きっと心が浄化されます。
心が浄化されれば、綺麗な言葉しか出てきません。
また会いたいなと思わせる人は会話が綺麗です。
会話が綺麗な人は、願いが叶います。
その人の願いは「皆が幸せでいる事」だけだからです。

口から出る「言葉」を大切に、そして丁寧に・・・つくづく思った今日この頃です。

 

 

 

 

 

精子力!・・・6.18

睡蓮

梅雨の花と言えば紫陽花ですが、もう一つ睡蓮も雨に良く似合う花です。
梅雨空の元、今日睡蓮の花が「ポン!」と咲きました。
睡蓮鉢の中には生まれたばかりのメダカの赤ちゃんがたくさん泳いでいます。
メダカの赤ちゃんを見ていたら、不意に精子を思い出しました。
ということで、最近のニュースになっている精子に良い食品悪い食品の話です。

女性の卵子の力が半分、男性の精子の力が半分。
それによって、受精卵の力が決まってくることはおわかりだと思います。
その精子にとって悪い食品・・・チーズ!
チーズを常食するヨーロッパの人に精子所見の悪い人が多いとのことです。
はたして本当にチーズは精子に良くない食べ物なのでしょうか。

 

チーズはホルモン活性を高める亜鉛が豊富。
チーズは性欲を亢進させるフェニルアラニンが豊富。
ということで、積極的に摂取するとよい食品にあげられていました。

せっせと、ハンバーガー、ピザ、グラタン、そしてチーズの盛り合わせ。ついでにポリフェノールのたっぷり入った赤ワイン・・・そんな食事が多くありませんか?

ところがどっこい、最近の研究によると・・・

チーズは精子の奇形率が上がる!
チーズは精子の運動率が低下する!
チーズは精子の濃度を低くする!

 

さあ大変!どうしたらいいのでしょうか。

 

ミルクの成分には、女性ホルモンに関する物質が沢山含まれていて、男性ホルモンンの活性を弱めてしまうということが原因何のかもしれませんね。
エストロゲンの60%~80%が乳製品による摂取とのことです。

 

チーズは一般的にナチュラルチーズとプロセスチーズに分かれます。
一般的に私たちが食べているのがプロセスチーズ。(発酵が止まっています)
そのチーズを作る過程での「タンパク固定剤」や「乳化剤」が精子に悪いのではないかという説もあります。

 

とにかくそのような結果が出た以上「積極的にチーズ!」「積極的に乳製品」は控えたほうが無難ですね。
男性も女性も食事はバランスが大切!偏った食生活は何かと危険です。

 

 

 

 

甚目寺観音は子授けに良い・・・6.13

梅雨の晴れ間が広がった、東海地方です。
この時期太陽が覗くと、とっても暑くなりますね。
そんな中、甚目寺観音の手作り朝市に行ってきました。

甚目寺朝市

 

毎月12日に繰り広げられる朝市ですが、ちょっとユニークな市なのです。
手作り感が一杯のお店ばかりです。
無農薬コーヒー、地元の野菜を使ったピザ、手作り石鹸、無添加ドーナツ、キッシュ、Tシャツ、・・・
う~ん、何だかお寺の朝市のイメージが変わりました。

とにかく楽しそうで体にも良さそう。
一昔流行ったロハスってな感じですかね。

こだわりを持った店、・・・そんなお店がどんどん消えていきます。
大量生産、均一、お値打ち・・・私達は本当にそれを望んでいるのでしょうか?
だから、この甚目寺観音の手作り朝市が人気なのです。

こだわる事は本当は豊かな事で、楽しい事なのです。

そんな甚目寺観音は子授けとしても知られています。
お寺に安置されている猿の置物を10日ほど借り、子作りに励むと願いが叶うとのこと。
子宝を望んでいる方は一度、お参りに訪れることをお勧めします。
出来れば毎月12日の、手作り朝一に合わせて訪れることをお勧めします。

体に優しいものは、触れているだけで何だか温かい感じがします。
私のお店、漢方のかわい薬局も温かいお店でいつづけたいと思います。

 

 

 

 

精子について・・・6.11

精子が弱くなり、数がだんだん減ってきています!

不妊の原因・・・女性45%、男性40%

精子所見の悪い、成人男性・・・全体の10%

男性には結構ショッキングな数字ですね。

 

赤ちゃんは卵子と精子が出会って生まれるのです。

お母さんの卵子を良くすることだけでなく、お父さんの精子を良くすることも必要です。

 

その為に何をすればいいのでしょうか?

 

とにかく精子は高温を嫌います。

お風呂やサウナは短めに、そして下着やジーンズはゆるめが良いようです。

 

血液が流れにくくなると熱をもちます。

精巣静脈瘤があると精子所見が悪くなるのはそのためです。

睾丸や精巣の湿熱を改善する漢方薬(竜胆寫肝湯や五淋散)を使うのも一つの手です。

 

そして絶対NGなのが「タバコ」

タバコは精子を酸化させ傷つけます。

タバコを止めるだけで運動率も奇形率も驚くほど改善していきます。

 

食事でも気を付けることはたくさんあります。

まずはカロリーオーバー。

内臓脂肪が増えると男性ホルモンの分泌も低下し、精子の数も減少します。

それとコンビニ弁当やジャンクフォード。

菌が増えない為に防腐剤がたっぷり入っています。

もちろん防腐剤たっぷりの体の中では精子も増えません。

 

最後に最も重要な事。

それはストレス・・・実は男性の心はガラス細工のように脆いのです。

ストレスを受けると、染色体末端にある細胞寿命「テロメア」のスイッチが入るのです。

毎回の精子所見に一喜一憂すればするほど、精子の状態は悪くなっていきます。

その為にも女性の「愛」が必要なのです。

 

 

横浜で勉強会・・・6.10

横浜大和屋

6月8日(日)には横浜での勉強会の講師を頼まれ行ってきました。
1時間半お話しをさせていただきました。
皆さん、立派な先生方で、お話しをするのもおこがましい限りです。

でも、お話しすることによってさらに自分の意識が高まってくるから良しとしましょう。

薬局といったお仕事を始めて23年がたちました。
長い時間をかけて気づいたことは、私のお仕事は人を癒す事だという事。
そのためにも、私自身の心と身体が健康状態でないといけません。
健康状態とは、常に前向きに考えられる状態をいいます。
人間ですから体調の悪いときも沢山あります。
でも、そんな状態でも一歩を踏み出すことが出来る力を健康体と言います。
勿論、イライラしたり落ち込んだりすることもあります。
そんな時でも、人に合った時にはにっこりほほ笑むことが出来るのが、心が健康体というのです。

講演の後皆で懇親会に参加してきました。
とても美味しいお酒と食事でした。
帰りには定番の崎陽軒のシュウマイをお土産に買って帰りました。

お客さんにも、心と身体の健康法をお話しできる機会を作るのもよい方法かなしれません。
もし、ご要望がございましたらお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

食育2・・・6.6

毎日、梅雨らしい日が続いています。
気分転換にお店の入り口に「紫陽花」を置いてみました。

紫陽花1

前回の食育の基本・・・食べる姿勢の続きです。

「牛乳の中の乳糖がアレルギー、下痢の原因になる」とか
「牛乳はビタミンCを阻害して逆に骨を弱める」とか
「牛乳に含まれる飽和脂肪酸は、動脈硬化、心臓病、脳卒中の原因になる」とか
「成長ホルモンや女性ホルモンを使っているため性ホルモン系の癌になる」とか

牛乳は社会悪だ!との記事や言葉が溢れています。

本当の様な気もしますし、不安を煽っている様な気もします。

では実際私たちはどのように考え、行動し、選択すればいいのでしょうか?

色々な情報が氾濫している今の世の中、事実は一つだけではないのかもしれません。

だからこそ「感じる」を大切にしなければいけないような気がします。

 

「温かい牛乳を飲むとぐっすり眠れる」とか
「運動の後に牛乳を飲むと筋肉の疲労回復が早まる」とか
「勉強で疲れた頭には一杯の牛乳が最高」とか

そんな声が実際に聞こえるのも事実です。

私は水分補給として牛乳をコップで飲むといった習慣は、今はありません。

私の息子は食事の時に、お茶の代わりに牛乳を飲んでいます。

「感じる」とは「正しいことを心で理解する」・・・ことです。

 

人間も牛も赤ちゃんを産んで「乳」が出るのです。

「牛乳」は牛が赤ちゃん育てるための大切なものなのです。

でも、お母さん牛は自分の子供に「乳」を与えるチャンスは一度もありません。(人間に奪われたのです)

そんな大切な「乳」を私達人間は牛から横取りしているのは事実です。

 

だからこそ、決して牛乳を粗末に扱わないでほしいのです。

もし飲むなら、大切に心して飲んで頂きたいのです。

 

 

 

食育とは・・・6.5

20130108.1

写真は我が家の愛猫「銀杏」です。

今回は私たちが何気に食べている食事について考えてみたいと思います。

今は小学校でも「食育」といった授業があるようです。

そこで、食育とは何か・・・まずは、基本中の基本の食育を考えてみたいと思います。

 

山の麓に、とっても優しいお爺さんが住んでいました。

ある日、薪を拾いに出かけたとき、猟師に撃たれ、足に傷をおった兎を見つけました。

お爺さんは兎を連れて帰り、甲斐甲斐しく傷の手当てをしました。

そして、すっかり元気を取り戻した兎との、楽しい生活が始まりました。

小さな畑で作った穀物を、兎とともに分け合い、食べました。

干ばつで、ほんの少ししか穀物を収穫することが出来ない年がやって来ました。

一面雪に閉ざされた冬のある日、とうとう保存してあった穀物が底を尽きました。

最後の晩餐をお爺さんと兎は、楽しそうに頂きました。

次の日はもう食べるものがありません。

お爺さんと兎さんは、黙って焚火を見つめあっていました。

すると兎が、ぴょんと跳ね

「お爺さん、今まで本当によくしてくれました」

「私はお爺さんに今まで、何もしてあげることが出来なかったのが心残りです、せめて・・・・」

そう言うと、兎は焚火の中に幸せそうな顔で飛び込みました。

 

お爺さんは、どんな気持ちで兎を頂いたのでしょうか?
物を食べるということは、命を頂くということです。
お爺さんの気持ちになって、今日これからの食事の頂き方を考えてみてください。
これが「食育」の原点なのです。

 

 

 

 

湿邪って・・・6.4

そろそろ東海地方も梅雨入りしそうですね(梅雨入りしました。)
こんな時期は心も体も何だか気分良くありません。
そうです、「気」が流れなくなる時期なのです。

漢方の世界では病邪を六淫に分類して考えます。
「風」「寒」「暑」「湿」「燥」「火」です。
この時期の邪は「湿邪」ですね。

「脾は湿を悪み、燥を好む」と言われるように消化する場所(脾)は湿気を嫌います。
脾は人間が生きていく上で必要なエネルギーを製造する場所なのです。
この時期、軟便になったり食欲が落ちたり、疲れやすくなったりするのは仕方ありません。

そんな時だからこそ、温かい飲み物をとりましょう。
(冷蔵庫でキンキンに冷えたビールはだめです、と自分に言い聞かしていますが・・・)
体の湿を取り去る食材を大いに利用しましょう。
(きゅうりやナスなどは体の水分を取り去ってくれます)

そしてなんといっても「気」の流れをよくすることはとても大切なことなのです。
そのためには「気持ち」が大切。そうです「気の持ちよう」なのです。

ちょっと素敵な傘を買って、ちょっと素敵な雨靴を買って、ちょっと素敵な雨ガッパを買って・・・
蛍を見に出かけましょう。紫陽花を見に出かけましょう。

紫陽花

昔からこの時期に蒼朮を焚くといった習慣があります。
蒼朮はオケラの事出で、オケラを燻して室内の湿気を取り去る習慣があるのです。
もちろん漢方薬にも蒼朮を使ったものがあります。
特にこの時期、胃腸の働きが弱って消化不良を起こしている人に使う「平胃散」にも蒼朮が入っています。

そしてなんといってもこの時期大切なのは「気」の巡リ。
特に牛黄や麝香など動物生薬には「気」と「湿」を一気に取り去る凄い力があるのです。