Category Archives: 漢方の世界・生薬の世界

食欲の秋 R2・9・12

このところ大気の状態が不安定。

晴れてるなと思って油断していると、真っ暗な空から大雨。

すごい雨だなあと思っていると、30分後にはお日様が。

おちおち洗濯物を外に干して出かけられない。

女心と秋の空・・・そんなことを思いながら今日も営業しています。

この時期下痢、食欲不振の相談が増えてきます。

夏の高温多湿に、胃腸の働きが衰える。

そこに冷たい飲み物や食べ物。

少し落ち着いた頃にやってくる症状。

そんな時には体の中に溜まった水をさばく。

そして消化力をつけるために温めたり、気を高めたり。

よく使う漢方が、胃苓湯・人参等・六君子湯・真武湯あたり。

症状に合わせて使っていくと4〜5日でスッキリ。

ここで胃腸を整え食欲の秋に突入です。

秋といえば「キノコ」

椎茸・・・血液サラサラ効果が抜群

舞茸・・・免疫力アップ

エリンギ・・・便秘やむくみの改善

エノキ・・・疲労回復

とにかくキノコにはβグルカンが豊富。

免疫力をアップさせる働きがあります。

インフルエンザ、コロナに立ち向かっていきたいものです。

食事の基本は旬のものを腹八分目。

漢方のかわい薬局 電話 052-471-3774

信じる?信じない? R2・9・11

朝、とある営業の方がこれをすすめに来た。

そうそう、時々首からぶら下げているヤツ。

ウィルスをブロックするとのこと。

「本当?」

薬にもプラセボー効果がある。

気持ちの問題で「使ってもいいかもね!」

私はぶら下げないけど。

「信じるものは救われる」

これは結構的を得た言葉であると思う。

「あまり信じてはいないけど」と漢方を求めにくる人がいる。

「藁をもつかむ思いで・・・」と漢方を求めにくる人もいる。

「どのみち飲むんなら信じて飲んだほうがいいよ」

「藁なんてつかんだって絶対沈むよ」と言ってあげる。

信じる人と、拒否する人がいる。

どちらが正しいのか迷う。

これは生きていく上で必ず直面する問題。

賛成があればそれと同じだけ反対もある。

何かを信じるなら、人を信じるしかない。

使うなら信じる。信じないなら使わない

漢方のかわい薬局 電話 052-471-3774

夏野菜をしっかり食べよう R2・8・29

8月も残すところあと僅か。

お盆過ぎれば朝晩はなんとなく秋の気配が・・・

などと言っていたのは昔のこと。

いまだに日中は35度を超えしかも熱帯夜。

9月に入っても収まる気配はありません。

まだまだ夏真っ盛り。

この時期食べたいのが「ズッキーニ」

これわ輪切りにし、オリーブオイルでこんがり焼く。

バルサミコで作ったソースで頂く。

たまらない食感。

夏野菜はカラダを冷(さ)まします。

「冷ます」のと「冷やす」は全く違います。

夏野菜を生で大量にとっていれば「冷やし」ます。

という事で夏野菜も火を入れて料理に使う事がオススメ。

キュウリもトマトも炒め物に最適な野菜。

そういえばズッキーニはきゅうりの仲間?

いえいえズッキーニはかぼちゃの仲間だそうです。

どう見てもキュウリの仲間に見えるけどね。

9月もしっかり暑さ対策を!秋はまだまだ・・・

漢方のかわい薬局 電話 052-471-3774

そろそろ秋 R2・8・28

今日は南から湿った空気が入り込んで蒸し暑い。

名古屋の蒸し暑さは有名だ。

山に囲まれた地形の影響もある。

今の時期気を付けたいのが「湿熱」

名前の通り水と熱が結びついて出来たもの。

水の流れが悪くなっていませんか?

人間の体の大部分は水でできています。

湿気の多いひには悪化しやすくなります。

もちろん水分のとり過ぎやストレスによっても流れなくなります。

毎日体温以上の気温が続くと体に熱をおびます。

さらに味の濃い食事で更に熱を持ちます。

夏バテ予防にと「うなぎだステーキだ!」などといっているのが危険。

水と熱が合わさってできた「湿熱」

食欲不振、疲労倦怠、イライラ、肥満などの症状が出てきます。

いつもよりオシッコの出が悪いな。

オシッコの色が黄色くなってきた。

そんな症状を感じたら「湿熱」ができ始めた証拠。

熱をさまし水の流れを良くする食材で改善しましょう。

白菜、キャベツ、貝類、小豆、などを積極的に。

漢方薬では何と言っても「ハトムギ」が一番。

そろそろ秋。

体調を整え食欲の秋を満喫しましょう。

それにしても「野菜が高い!」

旬の物、地産地消が食材選びの基本

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レコメンド R2・8・22

自分の趣味嗜好はやはりそれなりの傾向がある。

最近は旅行予約も物を買うのもネット。

アマゾンとGoogleが無かったら生活できません。

さらにレコメンド機能によって全てが誘導されてる気がします。

購買履歴や閲覧履歴から私にお勧めする商品やサービスが表示される。

わかっていてもそれに乗ってしまう。

その日その時によって考えも興味も変わるのが人間なのに。

赤い服を買ったとする。

この人は赤い物が好きだと判断されてしまう。

赤い財布や赤い車まで用意されるのがレゴメンド。

自分の好きなものと自分に合うものとは本来一致しない。

リサーチすれば大まかな判断基準が出来るのは事実。

でも十人十色ともいう。

ならば十把一絡げで判断するのも判断されるのも適切ではない。

たとえば「中年の男性で会社員」と括る。

おそらく居酒屋でクダを撒くのが好きだろうと判断される。

70〜80%は当たっている。

そこから見えてくるのは世間一般の概念でしかない。

でも本当はお洒落なフレンチやイタリアンが好きなのかもしれない。

これは今仕事としている相談薬局にも言えることだ。

病名を聞いて経験則でお薬もしくはサプリメントを勧める。

でも十人十色。

体質も病状も全く違う場合のほうが多い。

経験則、リサーチ、レコメンドどれも当てはめる事は無理。

私の仕事は人を見ること。

だから相談薬局を継続する事が出来るのです。

性格も体質も十人十色。だから使う漢方も十人十色。

漢方のかわい薬局電話052-471-3774

暑くてとけそう R2・8・11

うだるような暑さとはこのことを言うのだ。

そんな日が続いています。

カラダがオブラートのようにとろけそうです。

昨日は夕方5時過ぎに10キロほど走った。

途中で頭が痛くなり、吐き気までしてきた。

夕食時に炭酸水を1リットル飲んでものぞの渇きがおさまらない。

頭痛が激しく早く寝ることに。

横になっても頭痛も吐き気も汗もおさまらない。

しょうがないので漢方を飲むことに。

五苓散と清心元を飲んで少し楽になりうつらうつらしてたら朝。

なんとか頭痛も吐き気もおさまっている。

どうやら熱中症にかかったようだ。

お酒と喉ごしの良い冷たいものばかり食べていたツケが回って来た。

しっかり食事、しっかり睡眠・・・そんな指導をしているのに恥ずかしい。

それにしても暑い時や疲れた時に清心元は良く効く。

畑仕事で倒れる前に・・・

ジョギングで倒れる前に・・・

清心元が役立ちます。

お盆休みの外出時にはお守りとして携帯しておいてください。

11・12日は元気に営業しております。

漢方のかわい薬局 電話 052-471-3774

夏風邪に注意 R2・7・15

野良猫も微妙にソーシャルディスタンス。

来週あたりは梅雨明けかな?

今朝、寒くて目が覚めた。

なんだか喉が痛い。

風邪をひきかけかな?

息子も同じような症状。

この時期ちょっと油断すると「風邪」を引いてしまう。

こんな時には漢方と牛黄の組み合わせで治る。

その時大切なのが食事の量。

私は「かなり減らしてください」と指導している。

「栄養つけなくては」と一生懸命食べている人がいるが。

減らしたほうが断然治りが早い。

消化のために使うエネルギーは相当なものだ。

そのエネルギーは、風邪を治すために使いたい。

長時間、熱い風呂に入るのもよくない。

とにかく早く寝るのが一番。

目を瞑って横になっているだけでよい。

風邪の時の食事は何がいいですか?と聞かれることがある。

お味噌汁にネギと生姜をいっぱい。

とにかく体調の悪い時は休む。

良くなったら動く。

食事も運動もメリハリが大切。

生活にメリハリをつけて体調管理を。

漢方のかわい薬局電話052-471-3774

withコロナ R2・7・11

またまた雨。

カラダにカビが生えそうな今日この頃です。

お店はエアコンをつけ、時々換気して営業しています。

なんだか東の方で感染者が増えている様です。

どんな対策が最良なのか、答えが見い出せません。

様々な情報が飛び交い、右往左往しています。

簡単に考えれば対策は三つしかありません。

①コロナから逃げる。

マスクをして、人との接触を避ける、つまりウィルスから逃げまくる。

②ウィズコロナ。

カラダを整え、感染しない様にする、かかったとしても重症化を防ぐ。

③コロナと戦う。

ワクチンや治療法を確立する。

個人で出来ることは①と②だけです。

③は研究者に任せるしかありません。

漢方薬でも十分コロナ対策は出来ると思っています。

漢方がコロナに効くなんていうと、逮捕されるご時世です。

ならば、コロナに負けないための体作りに漢方が良い。

これもダメなのだろうか?

なんだか怪しいものも沢山あるにはあります。

玉石混淆・・・それを見分ける力も重要です。

健康被害を及ぼすものでなければ色々試すのもアリだと思います。

納豆を食べ免疫力を上げるとコロナに罹らない。

本当かどうかは知らないけれど、納豆が体いいい食べ物なのは事実。

健康被害がないのならば、試してみるのもアリ。

その一環で漢方を使うのもありだと思います。

見抜く力は生きる力!

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ジトジトの一日中 R2・7・7

今日は七夕。

とっても蒸し暑い。

気温より湿度が不快だという人もいる。

空気がまとわりつく感覚。

この「湿」が体の中影響を及ぼすのです。

「湿」も水分のひとつだからすんなりと体内に影響を及ぼすのです。

エアコンと「湿」で「寒湿」

真夏の太陽と「湿」で「熱湿」

重い「湿」は体の中を上手く巡れません。

体の奥にゆっくり進むと「痰湿」を作ります。

イメージでいうと「ドロっとしたもの」が動かない感じ。

人間の体は常に「サラサラした状態」でいたい。

だからこの時期には流すためのエネルギー「気」がポイント。

「気」を作る。

「気」を高める。

「気」を流す。

「気」を作るのに必要なのが質の良い睡眠。

「気」を流すために必要なのが身体的な活動。

漢方薬でも夏によく使うものにはやはり「気剤」が入っている。

「気」を高めて「湿」を吹き飛ばそう。

葉っぱがレモンの香り。

名前も「レモンマートル」

気が滅入る時にはこの葉っぱでハーブティーを作って飲もう。

鎮静効果があり免疫力を高める働きがある。

今日も雨が降り続いています。

家の中で縄跳びなんてどうでしょうか?

私も毎日1000回の縄跳びを実践しています。

縄跳びのもうひとつの利点は・・・

骨に振動を与えることによって骨密度が高まります。

まずは一ヶ月。一ヶ月続けば習慣になります。

漢方のかわい薬局電話052-471-3774

天気が悪くなると・・・R2・7・4

濡れない様にベランダの軒先で梅雨を楽しむカリン。

線状降水帯・・・耳慣れた言葉。

きょうは九州の熊本で起こっている。

梅雨末期での大雨は厳重警戒ですね。

これからはさらに台風も発生します。

密を避けながらの避難も重要な事。

シュミレーションをしっかりしてこれからの時期に備えたいものです。

「天気が悪くなると頭痛が起こる」

これは自律神経が関係していると言われています。

気圧の低下は交感神経を刺激します。

その結果ノルアドレナリンやアドレナリンが血中に放出されます。

すると血管がギュッと縮こまります。

さらにヒスタミン、プロスタグランジン、TNFαなどの発痛物質が放出されます。

そんな諸々の原因が影響する様です。

漢方薬ではよく「苓桂朮甘湯」や「五苓散」を使います。

これらの薬に共通しているのが、体の中の余分な水を取る働き。

つまり水滞と自律神経の失調が気象病の原因の様です。

なんだか対処法が見えてくる気がします。

水が上昇して頭で停滞すると頭痛。

水が上昇して耳で停滞すると目眩。

とにかく「熱」と「水」は常に一緒に行動をします。

熱が上に向かう原因を考えてみましょう・・・

  • 胃を冷やす事(冷たいもののとりすぎ)
  • 足を冷やす事(運動不足)
  • 疲労感(精神疲労も肉体疲労も)

水が体に停滞する原因を考えてみましょう

  • 甘いもののとり過ぎ
  • 味の濃いもののとり過ぎ

交感神経が興奮する原因を考えてみましょう

  • 深い呼吸ができていない
  • ストレスを溜め込みやすい
  • 運動不足

対処法はなんだか見えてきましたね。

「これをしなさい」ということ言えません。

なぜなら人間十人十色ですから。

まずは何かを変えてみることから始まるのです。

漢方は生活習慣をさらに高めるための手助けです。

ある習慣を変えると何かが変わる、もし変わらなけれな次の習慣を変えてみる・・・それが生活習慣の見直し。

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